水のコラム

キッチンの排水溝がつまるとどうなる?症状や対処法を解説

2026年09月28日 (更新日:2026年10月01日)   キッチンのトラブル

キッチンの排水口で水が流れにくい、ゴボゴボと音がする、シンクへ水が戻るといった症状は、排水経路につまりが生じているサインです。軽いつまりであれば、ごみ受けや排水トラップの掃除、40~50℃のぬるま湯、液体パイプクリーナーなどで改善する可能性があります。

この記事では、キッチンの排水口がつまった時に起こる症状や主な原因、自身で試せる対処法、水道修理業者へ依頼する判断基準と予防方法について解説します。

キッチン排水口つまりの症状

キッチンの排水口がつまると、水の流れが遅くなったり、シンクに水が溜まったりする症状が現れます。以下では、キッチン排水口のつまりを症状ごとに解説します。

水の流れが悪い

キッチン排水口つまりの初期症状として多いのが、水の流れが以前より遅くなる状態です。蛇口から水を流すと排水が追い付かず、シンクの底に一時的に水が溜まることがあります。

また、水を止めてから時間をかけて少しずつ排水される場合も、流れが悪くなっている症状の一つです。ゴボゴボという音を伴うこともあり、普段より排水に時間がかかる状態が続くようになります。

水がまったく流れない

つまりが進行すると、シンクに溜まった水がほとんど減らず、水がまったく流れない状態になることがあります。蛇口を止めても水位が変わらず、長時間シンク内に水が残るのが代表的な症状です。さらに、水を少量流しただけでもシンクの水位が上がるため、普段どおりに洗い物を続けにくくなるのです。

また、排水口付近まで水が溜まっている場合は、つまりが悪化している可能性が考えられます。

排水口から水が逆流する

排水口へ流れたはずの水が再びシンク側へ戻ってくるのも、キッチン排水口つまりで見られる症状です。水を流した直後に排水口から水が上がったり、一度下がった水位が再び高くなったりします。

また、ゴボゴボという音とともに汚れた水が戻ってくるケースもあります。逆流する水には油汚れや食べカスが混ざる場合があり、シンク内へ濁った水が広がることもあるでしょう。

シンク下で水漏れする

キッチンで排水した際に、シンク下の収納部分が濡れている場合もあります。排水ホースや排水管周りから水が垂れ、収納部分の底板に水滴や水たまりができるのが主な症状です。

これは、つまりによって排水が滞ることで接続部から水が押し出されるほか、ナットの緩みやパッキンの劣化、ホースのひびが原因と考えられます。

キッチン排水口つまりの原因

キッチンの排水口つまりは、油汚れや食べカス、ぬめりなどが排水経路に蓄積することで起こります。日々の調理や食器洗いで少量ずつ流れた汚れでも、排水管の内側へ付着すれば、水の通り道を狭める原因になりかねません。

一方、汚れの蓄積だけでなく、固形物が入り込んだり、屋外の排水マスに問題が生じたりするケースもあります。なお、つまりが発生している場所によって原因が異なるため、それぞれの特徴を把握しておくと状況を判断しやすくなるでしょう。

油汚れが固まっている

調理器具や食器に残った油は、水と一緒に排水口へ流れると排水管の内部で冷え、徐々に固まっていきます。最初は薄い油膜でも、繰り返し付着すると厚みが増し、排水スペースを圧迫する状態になるでしょう。

特に、固まった油の表面には食べカスや洗剤の残りが付着しやすい傾向があります。こうした汚れが重なれば、単なる油膜ではなく大きな塊へ変化し、排水の流れを妨げてしまうのです。

食べカスが溜まっている

米粒や麺、野菜片などの食べカスは、ごみ受けをすり抜けると排水トラップや排水ホースの内部に残ることがあります。特に排水経路の曲がった部分では流れが弱くなりやすく、細かな食べカスも留まりやすい状態です。そこへ油汚れやぬめりが加わると、食べカス同士がまとまり、排水を妨げる塊へ変わっていきます。

少量だから問題ないと感じても、継続して蓄積すれば、やがて水の流れを悪くする原因になりかねません。

関連記事:キッチン排水溝のヘドロを溶かしたい!|溜まる原因と対処法

ぬめりが発生している

排水口周りのぬめりは、食べカスや油分などを栄養源として微生物が増殖することで発生します。ごみ受けや排水トラップは水分や汚れが残りやすいため、ぬめりが生じやすい場所の一つです。

また、ぬめりには細かな汚れが付着しやすく、放置すると油分や食べカスを取り込みながら広がっていきます。その結果、排水経路の内側に汚れが蓄積し、水の通り道が狭くなることも珍しくありません。

固形物が入り込んでいる

つまようじやスプーン、食品包装の切れ端、洗剤容器の蓋など、水に溶けない物が排水口へ落ちると注意が必要です。こうした固形物は排水トラップや排水管の途中で引っ掛かり、その場に残る可能性があります。

さらに問題なのは、固形物そのものだけではありません。引っ掛かった部分へ油汚れや食べカスが集まると、周囲の汚れまでせき止める形になり、短期間で排水経路を狭めることがあります。そのため、突然水が流れにくくなった場合は、固形物の混入も原因として考えられるでしょう。

排水マスに汚れが蓄積している

屋外に設置されている排水マスは、キッチンや浴室、洗面所などから流れた排水をまとめ、下水管へ送る役割を持っています。ここに油汚れや泥などが蓄積すると、住宅内から流れてきた排水を十分に送り出すことができません。

また、キッチンだけでなく、浴室や洗面所など複数の水回りで同時に流れが悪くなっている場合は、排水マスやその先の排水経路でつまりが起きている可能性も考えられます。

キッチン排水口つまりの対処法

キッチンの排水口がつまった時は、手前にあるごみ受けや排水トラップから順番に確認することが肝心です。シンクに水が溜まっている場合は、作業しやすいようにあらかじめ汲み出しておきましょう。

ごみ受けを掃除する

まず、排水口の入り口にあるごみ受けを確認します。食べカスやぬめりが大量に付着していると、それだけでも排水の流れが悪くなるため、汚れを除去してください。

また、排水口の蓋やワントラップも取り外せる構造であれば、元に戻す位置や向きを写真に残してから外すとよいでしょう。掃除する際は、中性洗剤と柔らかいブラシを使用し、網目や部品の裏側まで洗います。

ただし、部品に強い力を加えると変形や破損につながるおそれがあるため、外れない場合は無理に動かさないほうが無難です。

排水トラップを外して掃除する

ごみ受けを掃除しても改善しない場合は、シンク下の排水トラップに汚れが溜まっていないか確認する方法があります。なお、S字型やP字型の排水トラップには水が残っているため、作業前に収納物を移動し、下に大きめのバケツを置いておきましょう。

まず、接続部やパッキンの向きを写真に残してから、樹脂製ナットを手でゆっくり緩めます。外した際に出る水や汚れはバケツで受け、内部を中性洗剤と柔らかいブラシで掃除してみてください。元に戻したあとは、少量の水を流し、接続部から水漏れしていないことまで確認しましょう。

40~50℃のぬるま湯を流す

油汚れによる軽いつまりであれば、40~50℃のぬるま湯を流すことで固まった油がやわらかくなり、排水しやすくなる場合があります。ごみ受けなど目に見える汚れを先に掃除したうえで、排水口へ少量ずつ流します。

ただし、熱湯は排水ホースや配管を変形させるおそれがあるため、使用を避けてください。

重曹とクエン酸を使用する

軽いつまりで排水口周りに油汚れやぬめりが付着している場合は、重曹とクエン酸を使用する方法も有効です。

使用する際は、排水口へ重曹を入れ、その半分程度の量を目安にクエン酸を加えましょう。その後、少量の水を注いで発泡させ、泡が落ち着いてから水で十分に洗い流します。ただし、厚く固まった油汚れや固形物によるつまりには向きません。

また、塩素系洗剤が残っている場所へクエン酸を加えないように注意が必要です。有毒なガスが発生するおそれがあります。

液体パイプクリーナーを使用する

油汚れやぬめりには、液体パイプクリーナーを使用するとつまりが改善することがあります。ただし、製品ごとに対象となる設備や使用量、放置時間が異なるため、製品表示を確認することが欠かせません。

まず、目に見えるごみやシンク内に溜まった水を除去してから、表示された量をゆっくり排水口へ注ぎます。指定された時間通りに放置し、最後は水で洗い流しましょう。

スッポン(ラバーカップ)を使用する

スッポンとは、排水口へ密着させて圧力を変化させることで、軽いつまりを解消する道具のことです。

使用する際は、カップ部分が浸る程度に水を残し、排水口へゆっくり押し付けたあと、手前へ勢いよく引きます。この動作を数回繰り返し、排水の流れに変化があるかを確認してみてください。

ペットボトルで圧力をかける

専用の器具が手元にない場合は、ペットボトルで圧力をかける方法もあります。排水口の大きさに合うペットボトルを選び、しっかり密着した状態で容器を数回押すと、内部の空気圧によってつまりが解消されることがあります。

ただし、接続部が緩んでいる場合や排水ホースが劣化している時は、圧力によって水漏れが悪化するおそれがあるため、強い力を何度も加えず、使用を控えてください。

タオルと40~50℃のぬるま湯を使用する

軽い油汚れが原因で水の流れが悪い場合は、排水口へタオルを隙間なく詰め、途中で抜けないように手で持ちます。つぎに、シンクへ40~50℃のぬるま湯を半分程度溜め、タオルを一気に引き抜きます。まとまった水流を排水口へ送り込むことで、排水の流れが改善されるでしょう。

ただし、水がまったく流れない状態や固形物によるつまりには適していません。また、熱湯はシンクや排水部品を傷めるおそれもあるため、温度には注意しましょう。

関連記事:台所の排水口が詰まってしまう時の掃除方法と予防法

自身で対処しても解決しない場合は水道修理業者へ

ごみ受けや排水トラップを掃除しても流れが改善しない場合は、排水ホースの奥や屋外の排水マスでつまりが発生している可能性があります。特に、水がまったく流れない、複数の排水口から水が逆流する、シンク下で水漏れしているといった症状がある時は、水道修理業者へ依頼しましょう。

なお、依頼する際は、症状が発生した時期や排水口へ流した物、すでに試した対処法、水漏れの有無などを整理しておくと状況を伝えやすくなります。また、賃貸物件や集合住宅に住んでいる場合、事前に管理会社や大家へ連絡する必要があります。

キッチンの排水口つまりの修理を業者に依頼した場合の作業費

えひめ水道職人では、キッチンのつまりに関する作業料金の目安として、薬品洗浄が5,500円~、ドレインクリーナーなどが26,400円~、高圧洗浄などが38,500円~と記載しています。

なお、出張費は1回3,300円で、交換部品や製品の材料代は別途必要になると考えておきましょう(令和8年8月時点)。作業費は、つまりの位置や汚れの量、配管の長さ、排水設備の状態によって変動し、実際の金額は、現地を確認したあと、見積もりで確定します。

詳しい作業料金は、こちらのページをご確認ください。

キッチン排水口つまりを予防する方法

キッチンの排水口つまりを防ぐためには、原因となる油汚れや食べカスをできるだけ排水口へ流さないことが基本です。ごみ受けをこまめに掃除するだけでなく、調理後や食器洗いの方法も見直すことで、排水管への汚れの蓄積を抑えやすくなります。

また、大量の水で無理に汚れを押し流そうとせず、早い段階で排水口周りの汚れを除去することが予防につながるでしょう。

油汚れを拭き取ってから洗う

フライパンや鍋、食器に残った油は、そのまま洗い流さず、キッチンペーパーや不要な布などで先に拭き取ります。特に、揚げ油や油分の多い汁物をシンクへ直接流すのは避けてください。凝固剤や吸収材などを使用し、自治体が定める方法に沿って処分しましょう。

さらに、台所用洗剤を使用する際も製品表示に記載された量を守りながら洗うことで、油汚れや洗剤の残りが排水経路へ流れ込む量を抑えやすくなります。

食べカスを流さない

米粒や野菜片などの小さな食べカスでも、油汚れやぬめりと混ざれば排水トラップに留まる原因となります。そのため、食器や調理器具を洗う前に、残っている食べカスを取り除いておくことが肝心です。

排水口へ流れ込むごみを減らすには、三角コーナーやごみ受けを活用するとよいでしょう。なお、ごみ受けに溜まった内容物を水で押し流してはいけません。

定期的に40~50℃のぬるま湯を流す

排水管の内側へ付着した軽い油汚れが固まりにくい状態を保つため、食器洗いのあとに40~50℃のぬるま湯を定期的に流すことも肝心です。ただし、すでに水の流れが悪い場合や、排水ホースから水漏れしている状態では行わないでください。水が流れない状態で追加すると、シンク内の水位が上がるおそれがあるためです。

また、日常的な予防として行う場合も、お湯の温度と排水状態を確認しながら無理のない範囲で取り入れましょう。

ごみ受けネットを使用する

細かな食べカスが排水トラップへ入り込むのを防ぎたい場合は、ごみ受けネットを活用しましょう。排水口やごみ受けの形状に合ったネットを選び、隙間ができにくい状態で使用することがポイントです。

ただし、ネットに食べカスや油汚れが溜まると、水の通り道が狭くなり、かえってシンクに水が残りやすくなります。そのため、使用後はこまめに交換し、ごみ受け本体のぬめりも掃除してください。

キッチンの排水口つまりにお困りならえひめ水道職人へ

キッチンの排水口つまりは、油汚れや食べカス、ぬめり、固形物、屋外の排水マスなどが原因で発生します。

軽い症状であれば、ごみ受けや排水トラップの掃除、40~50℃のぬるま湯、液体パイプクリーナーなどで改善する場合があります。一方、水がまったく流れない、排水口から逆流する、シンク下で水漏れする場合は、無理に対処しないほうが無難です。

えひめ水道職人では、愛媛県内のキッチンの排水口や排水トラップ、排水ホース、床下の排水管、屋外の排水マスなどのつまりや水漏れに対応可能です。365日24時間、いつでもお問い合わせを受け付けておりますので、キッチンのつまりが解消しない場合や、自身で原因を判断できない時は、当社へご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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えひめ水道職人 0120-492-315

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