水のコラム
セスキ炭酸ソーダでキッチンの油汚れをすっきり!使い方と注意点【水道職人:プロ】

キッチンの掃除で手を焼きがちなのが、コンロまわりや換気扇にこびりついた油汚れですよね。
こうしたベタベタした汚れにおすすめなのがセスキ炭酸ソーダです。
このセスキを使った掃除方などがしばしばSNSなどでも注目されており、手軽に使えて効果が高い薬剤として、定番になっています。
セスキ炭酸ソーダは、水に溶かしてスプレーにするだけで、キッチンのあちこちに使える万能さが魅力の一つ。
ただどんな汚れにも効くわけではなく、得意な汚れと苦手な汚れがはっきり分かれており、そこを知っておくだけで掃除の効率もずいぶん変わってきます。
この記事では、セスキ炭酸ソーダの効果やセスキスプレーの作り方、また場所ごとの使い方や注意点まで、分かりやすくまとめてご紹介します。
キッチン掃除のお供として、ぜひ参考にしながら実際に試してみてください。
キッチン掃除にセスキ炭酸ソーダが効果的な理由

セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の性質を持つ粉末です。
この「アルカリ性」という点が、キッチン掃除において力を発揮する最大の理由。
キッチンの汚れの多くは、油汚れや皮脂、食べ物のカスなど、酸性の性質を持っています。
こうした酸性の汚れには、対の性質であるアルカリ性の薬剤を使用することで中和され、こびりついた状態がゆるんで落としやすくなるというわけです。
さらにもうひとつの利点が、水によく溶けること。
水にもサッと溶けてスプレーにしやすいため、壁面や細かな部分の汚れなどにも吹きかけて使えるため非常に使い勝手がいいんです。
塗布した部分に粉も残りにくく、拭き取りも楽。
広い範囲の油汚れを掃除するのに、ちょうどいい性質を備えています。
ちなみに、同じアルカリ性の掃除アイテムとして重曹もよく目にするかと思います。
セスキと重曹はよく似ていますが、水への溶けやすさや、汚れの種類の向き不向きに若干違いがあり、うまく使い分けるとより効果的です。
両者の違いや使い分けについては、以下の記事で取り上げていますのでこちらも参考にしてみてください。
(関連記事:キッチンの掃除には、セスキと重曹どっちが正解?)
セスキスプレーの作り方

セスキ炭酸ソーダは、スプレーにして使うのが基本です。
作り方はとても簡単で、いつでもすぐに用意できるのも魅力のひとつ。
用意するもの
- 水:500ml
- セスキ炭酸ソーダ:小さじ1杯程度
- スプレーボトル
作り方としては、スプレーボトルに水とセスキ炭酸ソーダを入れ、粉が溶けきるまでよく振るだけ。
これで、キッチンのさまざまな場所に使えるセスキスプレーの完成です。
濃度については、基本的にこの分量で十分です。
汚れが頑固だからと濃くしすぎても、効果が大きく上がるというわけでもなく、かえって拭き跡が残りやすくなる原因にもなるため注意してください。
またセスキスプレーは、その都度使い切るくらいの気持ちで使用するようにしてください。
長く置いておくと効果が落ちるため、たくさん作りだめするよりも、こまめに用意する方が効率的です。
キッチンの場所別セスキの使い方

セスキスプレーを作ったら、さっそくキッチンの色々な場所で使っていきたいところ。
汚れの種類に合わせた使い方も確認しておきましょう。
コンロまわり
油はねや吹きこぼれなどで汚れやすいコンロまわりは、セスキの得意分野です。
スプレーを吹きかけ、しばらく置いてから拭き取れば、固まった油汚れがゆるんで落ちやすくなります。
五徳などのこびりついた汚れには、スプレーしたあとキッチンペーパーをかぶせ、しばらくパック状態にしておくとより効果的です。
換気扇・レンジフード
換気扇のベタベタした油汚れにも、セスキが効果を発揮します。
拭き掃除だけでなく、取り外せる部品については、セスキを溶かしたぬるま湯にしばらくつけ置きしておくと、徐々に汚れが浮いてきます。
そのままスポンジなどでこすり洗いすれば、面倒な油汚れもスルッと落ちやすくなるのでおすすめです。
壁や床の油はね
コンロの周辺の壁や床には、気づかないうちに油が飛び散っているもの。
こうした場所も、セスキスプレーを吹きかけて拭くだけで、ベタつきがすっきり取れてリフレッシュできます。
ただし、素材によっては注意が必要な場合もあるので、目立たないところで試してから使うとより安心です。
電子レンジや冷蔵庫
手あかや食品の飛び散りで汚れやすい電子レンジの中や、冷蔵庫の取っ手なども、セスキスプレーの出番。
口に入るものを扱う場所だけに、洗剤の香りなどが残らないセスキは非常に便利です。
仕上げに水拭きしておけば、すっきりときれいな状態に戻ってくれるはずです。
セスキを使う際の注意点

万能に見えるセスキ炭酸ソーダですが、苦手な汚れや、使わないほうがいい場面もあります。
失敗なく使うためにも、事前に確認しておきましょう。
水垢には効かない
シンクや蛇口に白く残る水垢には、セスキでは効果がありません。
水垢は水道水のミネラル分が固まったもので、油汚れなどとは反対のアルカリ性の性質を持った汚れです。
同じくアルカリ性のセスキを使っても中和されません。
水垢には、酸性の性質を持ったクエン酸を使うのが効果的です。
このように汚れの性質によって使う薬剤を上手に切り替えるのも、掃除を楽にするポイントになります。
使わないほうがいい素材
セスキはアルカリ性なので、アルミ製品に使うと変色することがあります。
アルミ製の鍋ややかん、換気扇の部品などには基本的に使わないようにしてください。
他にも、白木や畳、ニスやワックスで仕上げた床など、アルカリに弱いとされる素材に関しては使用を避けておく方が安心でしょう。
もしご自身の判断で使用する場合は、できるだけ目立たないところで試してから使用するようにしてください。
手が荒れやすい人は手袋の使用を
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ性がやや強め。
肌の弱い方が素手で長く扱うと、手が荒れてしまうこともあります。
掃除で使用する際は、ゴム手袋などをつけておくと安心です。
使った後も、しっかり水道水で手を洗っておくようにしてください。
セスキを使いこなしてキッチンをすっきりキープ
セスキ炭酸ソーダは、油汚れや皮脂といった酸性の汚れに強く、スプレー一本でキッチンの広い範囲をカバーしてくれる、頼もしい掃除アイテムです。
得意な汚れと、苦手な汚れ、この線引きだけ頭に入れておけば、あちこち使い回せて、日々の掃除もかなり楽になるはずです。
ただ、表面をどれだけキレイにできていても、目や手の届かない場所の汚れや物理的なトラブルにはなかなか対処が難しいものです。
排水口の奥の排管汚れや臭いトラブルなど、日々の油汚れや食べ物のカスが少しずつ排管の内側にたまっていくことで、様々なトラブルが引き起こされます。
シンクをいくら掃除しても排水の流れがどうも悪い、いやな臭いがなかなか取れない、などそんな時は、一度配管の奥の状態を確認した方が良いかもしれません。
私たち「えひめ水道職人」では、キッチンの排水つまりや臭いの調査・洗浄まで、水まわりのトラブルに幅広く対応しています。
ご自身だけでは手に負えないと感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。













