水のコラム

浴槽のエプロンの役割とは?内部の掃除方法を解説

2026年07月31日 (更新日:2026年08月18日)   お風呂のお掃除

浴槽のエプロンとは、浴槽の側面に取り付けられているカバー状の部品です。浴槽下の配管や空間を隠し、浴室全体の見た目を整える役割があります。一方で、エプロンの内側は湿気がこもりやすく、髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カスなどが入り込むとカビやぬめりが発生する場合もあるため、注意が必要です。

そこで、本記事では、浴槽のエプロンの役割や掃除の必要性、取り外し可能なタイプと取り外しできないタイプの掃除方法、カビを予防するポイントについて紹介します。

浴槽のエプロンの役割

浴槽のエプロンは、浴槽の側面を覆うカバーのような部品です。浴槽下の配管や断熱材、床下の空間を見えにくくし、浴室内の見た目を整える役割があります。

また、浴槽の種類によっては、浴槽下へ水や汚れが入り込みにくい構造のものもあります。装飾としての部品ではなく、浴槽周りを整えながら、配管や浴槽下の空間を覆う役割も持っているといえるでしょう。

浴槽のエプロンの内部は掃除すべき?

浴槽のエプロン内部を掃除するかは、エプロンを取り外せるタイプかどうかで判断します。特に、取り外せるタイプでは、内部に湿気や汚れが溜まる場合があるため、定期的に掃除をするとよいでしょう。

ここでは、浴槽のエプロン内部を掃除する判断基準について、タイプ別に確認していきます。

エプロンを取り外せるタイプの場合

エプロンを取り外せるタイプは、浴槽の前面パネルを外して内部を確認できます。内部には湿気がこもりやすく、髪の毛、垢、石鹸カス、皮脂汚れが溜まりやすくなります。また、取り外せるかどうかは、浴室の取扱説明書やメーカーの公式ホームページで確認しておくとよいでしょう。

もし、型番がわかる場合は、メーカーのサポートページで取り外し方法を確認すると安心です。ただし、エプロンが大きく重いタイプでは、無理な力を加えると部品の破損や取り付け不良につながるおそれがあるため、取り扱いには注意しましょう。

エプロンを取り外せないタイプの場合

エプロンを取り外せないタイプは、外側から見える範囲を掃除します。無理にこじ開けると、エプロンや浴槽本体を傷めるおそれがあるため、慎重な作業が必要です。

また、取り外しできないタイプは、内部まで掃除しにくいため、汚れやニオイの原因が外から判断しにくい場合もあります。特に、内部のカビやニオイが気になる場合は、メーカーや水道修理業者へ相談してみるとよいでしょう。

浴槽のエプロンを掃除せずに放置するとどうなる?

浴槽のエプロン内部を掃除せずに放置すると、湿気や汚れが溜まり、カビやぬめりが発生しやすくなります。浴室は水分が多く、皮脂汚れや石鹸カスも付着しやすいため、エプロン内部もニオイの原因の一つになります。また、カビが広がると、浴室全体にこもったニオイや黒ずみが出る場合もあるのです。

もし、エプロンの下部や浴槽の周囲から嫌なニオイがする場合は、内部に汚れが残っていることも考えられます。さらに、髪の毛やごみが溜まると、排水口周りの汚れとも重なり、ぬめりが発生しやすくなります。

掃除してもニオイが戻る場合は、エプロン内部だけでなく、排水口や浴槽周りもあわせて確認しましょう。

関連記事:浴槽エプロンの掃除方法はこれ!注意点や準備物も紹介

取り外し可能なエプロンの掃除方法

まず、取り外し可能なエプロンを掃除する際は、最初に浴室の取扱説明書を確認します。

外し方や持ち方を誤ると、エプロンを破損したり、元の位置へ取り付けられなくなったりする場合があるため、注意が欠かせません。ここでは、取り外し可能なエプロンの掃除方法を手順ごとに見ていきましょう。

エプロンを取り外す

まず最初に、浴槽の取扱説明書に沿って、エプロンを取り外します。

下部を持ち上げるタイプや、左右の固定部分を外すタイプなど、構造は製品によって異なるため、説明書を確認しながら作業をしましょう。一方で、無理に引っ張ったり、工具でこじったりすると、エプロンが破損するおそれがあります。

また、取り外したエプロンは浴室の壁や床に立てかけず、安定した場所へ置くと、倒れて床や壁を傷つけるトラブルを防ぐことにつながります。

エプロンに付着しているごみを除去する

エプロンの内側や浴槽下に付着している髪の毛、ごみ、垢を除去します。最初に、大きなごみを取っておくと、そのあとの洗剤掃除が進めやすくなります。ただし、排水口へごみを流すと髪の毛や石鹸カスが溜まり、つまりや嫌なニオイの原因になるため、注意が必要です。

また、ごみを除去したあとは、40~50℃のぬるま湯をかけ、表面の軽い汚れを流します。なお、強い水圧で奥へ汚れを押し込まないよう、手前から少しずつ洗い流すとよいでしょう。

カビ取り洗剤を吹き付ける

黒カビが見える箇所には、カビ取り洗剤を吹き付けます。なお、カビ取り洗剤は製品パッケージに記載された使用量や放置時間を守って使用します。また、使用時は換気扇を回し、浴室のドアを開けるなどして換気をしてください。

特に、塩素系のカビ取り洗剤はアンモニアと反応して有毒なクロラミンを発生させる場合があるため、他の洗剤と混ぜないようにしましょう。

時間を置いて洗剤を洗い流す

製品パッケージに記載された時間を置いたら、水でしっかり洗い流します。なお、塩素系漂白剤を使用した掃除では、お湯ではなく水で流すことが基本です。

もし、汚れが残っている場合は、同じ工程を繰り返します。ただし、長時間放置しすぎると素材を傷める場合があるため、製品表示の範囲を超えないようにしてください。

また、カビ取り洗剤が残ると変色やニオイの原因になります。そのため、エプロンの裏側や浴槽下の角にも洗剤が残らないよう、十分に水で流しておくと安心です。

関連記事:浴室のカビ、大丈夫?DIYで簡単除去!

浴室用洗剤を使用して全体の汚れを除去する

カビを落としたあとは、浴室用洗剤を使用してエプロン全体の汚れを除去します。特に、皮脂汚れや石鹸カスは、カビ取り洗剤だけでは落としきれない場合があります。エプロンの裏側、浴槽の側面、床との境目は、スポンジや傷つけにくいブラシで掃除してください。

なお、強い研磨力のある道具を使用すると、表面を傷つけるおそれがあります。

また、汚れが固まっている場合は、洗剤をなじませてからこすります。無理に力を入れず、数回に分けて掃除すると設備への負担を抑えられるでしょう。

全体をシャワーで流す

洗剤で掃除したあとは、エプロンと浴槽下全体をシャワーで流します。洗剤や浮いた汚れが残らないよう、上から下へ向かって丁寧に流しましょう。

また、排水口へ大量の髪の毛やごみが流れると、つまりにつながる場合があります。そのため、ヘアキャッチャーも確認し、掃除中に排水口へ汚れが溜まった場合はその都度除去します。さらに、シャワーで流したあと、エプロンの裏側や浴槽下にぬめりが残っていないか確認しておくと安心です。

手が届かない奥の部分を無理に掃除しようとすると、配管を傷つけるおそれがあるため、注意しましょう。

水気を拭き取って十分に乾燥させる

洗い流したあとは、乾いたタオルで水気を拭き取ります。もし、水分が残ったままだと、再びカビが繁殖しやすくなります。特に、エプロンの裏側、浴槽下の床、角部分は水滴が残りやすい場所です。

水気を拭き取ったあとは、換気扇や浴室乾燥機を使用し、しっかり乾燥させます。なお、完全に乾かしてからエプロンを戻すと、カビやぬめりの再発を抑えやすくなるでしょう。また、掃除後すぐに取り付ける場合も、できる範囲で水分を除去しておくと安心です。

エプロンを取り付ける

掃除と乾燥が終わったら、取扱説明書に沿ってエプロンを取り付けます。

また、上下や左右の向き、固定部分の位置を確認し、確実にはまっているか見ておくと安心です。取り付けが不十分な場合は、使用中に外れたり、水が入り込みやすくなったりします。そのため、取り付け後は、浴槽周りにすき間や浮きがないか確認します。

ただし、うまく取り付けられない場合は、無理に押し込まずメーカーや水道修理業者へ相談しましょう。

取り外しできないエプロンの掃除方法

取り外しできないエプロンは、外側から見える範囲を掃除します。また、メーカーが取り外しを想定していない場合、エプロンを無理に外すと、破損や水漏れにつながるおそれがあります。

ここでは、取り外しできないエプロンの掃除方法について確認していきましょう。

エプロンの外側に付着しているごみを除去する

まず、エプロンの外側や浴槽下部に付着したごみを除去します。なお、髪の毛やほこり、石鹸カスなどは、手袋を着用して取り除くと安心です。

もし、ごみをそのまま水で流すと、排水口のつまりにつながる場合があります。そのため、見えるごみは先に回収し、ごみ袋へ入れて処分しましょう。特に、エプロンの下部や浴槽と床の境目は、汚れが溜まりやすい箇所のため、念入りに確認してください。

浴室用の洗剤を全体に吹き付けてスポンジで擦る

つぎに、浴室用洗剤をエプロンの外側全体へ吹き付けます。汚れが目立つ箇所は少し時間を置き、スポンジで力を入れすぎずにこすります。

なお、表面を傷つけないよう、硬い金属ブラシや研磨力の強い道具は避けてください。もし、汚れが落ちにくい場合は、一度洗剤を流し、再度同じ工程を試すと汚れを落としやすくなるでしょう。

全体をシャワーで流す

スポンジでこすったあとは、シャワーで全体を流します。浴室用洗剤が残らないよう、上から下へ向かって丁寧に流すことがポイントです。もし、洗剤が残ると、ぬめりや変色の原因になる場合があります。

そのため、床との境目やエプロン下部は、特に丁寧に流します。洗い流したあとは、水滴をタオルで拭き取り、換気を行いましょう。

カビ取り洗剤をカビの発生箇所に吹き付ける

もし黒カビが見える場合は、カビ取り洗剤をカビの発生箇所へ吹き付けます。事前に、製品表示を読み、使用できる素材か確認しておくと安心です。また、洗剤が垂れやすい箇所はキッチンペーパーやラップを使い、洗剤を密着させるとよいでしょう。

ただし、長時間放置すると素材を傷めるおそれがあるため、製品パッケージの時間を守ってください。なお、使用中は十分に換気し、ほかの洗剤や酸性成分と同時に使わないように、注意が必要です。

時間を置いてからシャワーで洗い流す

製品パッケージに記載された時間を置いたら、水でしっかり洗い流します。もし、塩素系漂白剤を使用した場合は、刺激が広がらないようお湯ではなく水で流してください。

それでも、カビが残っている場合は、同じ工程を繰り返します。ただし、強くこすりすぎると素材を傷めるおそれがあるため、無理な作業は避けましょう。

掃除後は換気扇や浴室乾燥機で乾燥させ、水分によるカビの再発を防ぎます。

浴槽のエプロンを掃除する頻度は?

浴槽のエプロンを掃除する頻度は、エプロンの種類や浴室の使用状況によって異なります。

取り外せるタイプの場合は、半年に1回程度を目安に内部を確認します。ただし、浴室に湿気がこもりやすい、家族の入浴回数が多い、浴槽周りからニオイがする場合は、こまめに掃除するとよいでしょう。もし、カビやぬめりが見える場合は、頻度にこだわらず掃除を行います。

取り外しできないタイプの場合は、日常的に外側や排水口周りを確認し、メーカーが取り外しを想定していない場合は無理に掃除しないようにしてください。

浴槽のエプロンを掃除する際の注意点

浴槽のエプロンを掃除する際は、最初に取扱説明書を確認します。もし、取り外し方法が記載されていない場合や、禁止されている場合は、無理に外さないようにしましょう。また、カビ取り洗剤を使う場合は換気し、ゴム手袋を着用します。

特に、塩素系の洗剤はアンモニアと反応すると有毒なクロラミンを発生させるおそれがあるため、複数の洗剤を同時に使わないようにしてください。なお、奥まで道具を入れると配管を傷つけるおそれがあるため、注意しましょう。

浴槽のエプロンのカビを予防するポイント

浴槽のエプロンのカビを予防するには、浴室内に湿気と汚れを残さないようにします。入浴後は、浴槽周りや床に残った水分をシャワーで流し、できる範囲で水気を拭き取ります。また、換気扇や浴室乾燥機で浴室全体を乾燥させることも効果的です。

浴室はカビ、水垢、皮脂汚れ、石鹸カス、ぬめりが付着しやすいため、排水口やヘアキャッチャーもこまめに掃除しましょう。特に、浴槽下やエプロンの境目に黒ずみが見える場合は、早めに掃除してください。

なお、長期間放置したカビは素材に色素が残り、完全には除去できないおそれがあります。

浴室の給水・排水トラブルならえひめ水道職人にお任せ

浴槽のエプロンは浴槽の側面を覆い、見た目を整え、浴槽下を保護する役割があります。

取り外せるタイプは内部を掃除できますが、取り外せないタイプの場合は無理に外さず、見える範囲内で掃除をしましょう。もし、掃除してもニオイが取れない、水が流れにくい、浴槽下から水漏れしている場合は、給排水設備の不具合が関係している場合があります。

えひめ水道職人では、愛媛県内の浴室の給水・排水トラブルに対応しております。365日24時間お問い合わせを受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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