水のコラム
浴槽エプロンの掃除方法はこれ!注意点や準備物も紹介
浴槽エプロンは、普段なかなか掃除しないところです。掃除したいと思っていても、「どのように掃除したらいいのか分からない」「面倒くさそう」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、浴槽エプロン掃除は、一度覚えてしまうと簡単です。
この記事では、浴槽エプロンを掃除する時に準備するものや注意点、掃除方法を詳しく解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
浴槽エプロンを掃除するときの注意点
浴槽エプロンを掃除する際、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。5つの注意点を紹介します。
よく換気する
浴室に窓がある場合は、窓を全開にしてください。窓がない場合は、換気扇を回し浴室のドアも開けたままにしておきましょう。浴槽エプロンの掃除には、強力なカビ取り剤を使用します。
閉め切った状態で作業すると、非常に危険です。しっかり換気して、空気の流れを確保してください。
ゴーグル・マスク・手袋の着用
掃除する際には、必ずゴーグルとマスク、手袋を着用するようにしてください。もし、マスクしていなければ、カビの胞子を吸い込んでしまうかもしれません。
また、強い洗剤を使うので、手荒れを起こす可能性もあります。できるだけ、肌や目を保護した状態で掃除に臨んでください。
洗剤残りがないようにする
浴槽エプロンに洗剤が残っていると、カビの栄養分を残すことになってしまいます。
洗剤を使用した後は、十分に洗い流すようにしてください。
掃除後はよく乾燥させる
浴槽エプロンをきれいに掃除した後には、しっかり水分を拭き取り乾燥させてから取り付けてください。湿気が残っているなら、除去したカビが再び生えてくるかもしれません。
浴槽エプロンの取り付け・取り外しはゆっくりする
浴槽エプロンを取り付けたり、取り外したりする際には、ゆっくりと注意して進めてください。
急いで外そうとすると、指を挟む危険もあります。浴槽エプロンの取り外し方法は、各モデルで微妙に違いがあります。
モデルによっては、エプロンの裏側や内部の掃除が必要のないものもあります。取扱説明書をしっかり読んで、チェックした上でゆっくり外すようにしてください。
浴槽エプロンを掃除するときの準備物
浴槽エプロンを掃除する際に、まず必要なものはカビ取り剤です。浴槽エプロン内には、カビが大量発生していることが考えられます。
そのため、普通の洗剤だけでは十分に汚れを落とせません。また、浴室用洗剤も準備してください。カビ以外の汚れを取る際に必要になります。また、雑巾やスポンジ、ブラシも準備してください。雑巾は、水分の拭き取りをする際に使用できます。
スポンジは汚れを落とす時に必要です。また、スポンジだけだと細かい汚れや四隅を落とせないこともあります。細かいところまで落とせるブラシを用意しておきましょう。
加えて、マスクやゴム手袋、ゴーグルを準備してください。これらは、洗剤やカビから身体を守るためにも必要です。
浴槽エプロンの掃除方法
では、浴槽エプロンの掃除はどのような手順ですればよいのでしょうか。順番に説明します。
換気・取り外し
バスルームは必ず換気して掃除を始めてください。次に、ゴム手袋を着用した状態で浴槽エプロンを取り外します。エプロンの下部には2か所ほど手が掛けられる部分があります。
その部分に手を当てて、上に持ち上げるようにしてゆっくり手前に引いてみてください。浴槽エプロンによっては違うタイプのものもあるので、説明書を見て作業することをおすすめします。
ゴミを取り除く
続いて、エプロンの中に付いている大きなゴミを取り除きます。外したエプロンは寝かせるか、内側を上にした状態で浴槽内に立てかけるようにしてください。
壁に立てかけるのは危険なので避けましょう。エプロン内には、髪の毛や埃がたくさんついています。これら大きなゴミを取り除いてシャワーで洗い流してください。
カビ取り剤を吹き付ける
大きなゴミを取り除いたら、エプロン内にカビ取り洗剤を吹きかけていきます。頑固なカビ部分は、洗剤を吹きかけた後にラップして蓋をします。
シャワーで洗い流す
30分〜1時間ほど時間を置き、カビ取り剤をシャワーで洗い流します。汚れが残っている場合は、再度カビ取り剤を噴射して時間を置いて、洗い流します。
浴室用洗剤で汚れを落とす
水垢やピンクのヌメリ汚れは、カビ取り剤で落とすことはできません。浴室用洗剤を使用して、キレイに落としていきましょう。細かな汚れはブラシを使ってこすり洗いしてください。
乾燥させる
浴槽エプロンを取り付ける前には、雑巾で水分を拭き取ってよく乾燥させてください。最後に、くん煙材を使うなら、新たなカビの予防にも効果的です。
浴槽エプロンを取り付ける
乾燥させた浴槽エプロンを、元通りに取り付けます。まず、エプロンの上部をバスタブに取り付けてください。上部がはまったら、そのままエプロンの下部を押し込むようにすれば取り付けが完了します。
押し込んだ部分をチェックして、隙間やズレがないか確かめてください。もし、隙間やズレがあるなら、つけ直しが必要です。そのままの状態で使用すると、浴槽エプロンが外れてくる危険性があります。
浴槽エプロンを外さずに掃除する方法
中には、浴槽エプロンが外れないタイプの浴槽もあります。この場合、どのように掃除したら良いのでしょうか。
浴槽と浴室内の床掃除する
エプロンを掃除する前に、浴槽と浴室内の床をキレイに掃除します。髪の毛や埃、垢などを取り除きましょう。
排水口に袋をセット・排水口カバーする
風呂場の排水口に蓋をします。排水口にビニール袋をセットして、排水口カバーをつけてしっかりと塞いでください。
浴槽に熱めのお湯をはって酸素系漂白剤を入れる
お風呂の浴槽に50度ほどのお湯を100〜120L張って、酸素系漂白剤を入れてください。
浴槽の栓を抜き、床に浴槽のお湯を行き渡らせる
浴槽の栓を抜いて、酸素系漂白剤が入ったお湯を浴室の床全体に行き渡らせます。
時間をおいて排水
そのまま1〜2時間ほど時間をおき、排水口にセットしたビニール袋を取り外して排水してください。
すすぐ
浴槽内に再度50度のお湯を張って、エプロン内と床全体のすすぎをします。プラスチック袋も再び、排水口にセットして床全体も排水します。塩素系漂白剤の匂いが気になる場合は、2〜3回排水を繰り返すことがおすすめです。
浴槽エプロンの掃除時期
浴槽エプロンの掃除時期は、梅雨シーズンと台風シーズンの年に2回です。6月と10月ごろに掃除するようにしてください。特に、梅雨シーズンは湿気が多くカビ汚れが気になる時期です。
この時期には、カビ対策も兼ねてしっかりと掃除しておきましょう。ただし、浴槽エプロンの掃除は、時間と労力がかかります。自分でする自信がない方は、業者にお願いすることも可能です。
まとめ
浴槽エプロンを掃除する際には、まずしっかり換気するようにしてください。
浴槽エプロン内には、カビがびっしり生えている可能性があります。換気しないまま作業してしまうと、カビの胞子を吸い込む恐れがあります。また、取り外しにも注意してください。
初めて掃除する方は、説明書を見ながら取り外すなら安心です。掃除する際には、カビ取り剤や浴室用洗剤、スポンジやブラシを準備してください。
また、ゴーグルやマスク、手袋などの目や肌を守る道具も必須です。カビの発生を抑えてキレイな状態をキープするためにも、年に2回の掃除を続けていきましょう。