水のコラム

アイスリングの中身の正体とは?水に見えても流せない理由【水道職人:公式】

2026年07月22日 (更新日:2026年07月22日)   つまりのトラブル


アイスリングは、首元を冷やして暑さ対策ができる便利なアイテムです。
冷蔵庫や冷水で冷やすと固まり、使用中に少しずつ液体へ戻るため、繰り返し使用できます。
 
ただし、破れたときに中身が出ると、「水のように流してよいのでは」と迷う方もいるでしょう。
アイスリングの中身には、PCMと呼ばれる相変化物質(そうへんかぶっしつ)が使用されています。
アイスリングに使用されているPCMは28℃以下で固まる性質があり、配管内で固化すると排水の流れを妨げる可能性があります。
中身は排水口やトイレへ流さないでください。
 
本記事では、アイスリングの中身の特徴と、漏れたときの扱い方を紹介します。
 

アイスリングの中身に使われるPCMとは


アイスリングの中身は、PCMと呼ばれる相変化物質※です。
PCMは、一定の温度を境に固体と液体の状態を変える性質を持つ素材です。
 
アイスリングに使用されているPCMは、28℃以下になると固まり、首に付けると体温や外気温の影響でゆっくり液体へ戻ります。
この変化によって、氷のように急激に冷やすのではなく、一定の冷たさを保ちやすくなるのです。
 
アイスリングに使用されているPCMは、28℃以下になると固体へ変化し、温度が上がると液体へ戻ります。
液体の状態では透明な水のように見えることがありますが、水とは異なる素材です。
排水管内の温度が固まる温度以下になると、流したあとに再び固まる可能性があるでしょう。
 
※冷却リングの中には、PCM以外の素材が使用されている製品もあります。
 

中身を排水口やトイレへ流してはいけない理由


アイスリングの中身を排水口やトイレへ流すと、排水管内の温度によってはPCMが再び固まり、排水の流れを妨げる恐れがあります。
 

排水口に流してはいけない理由

先述の通り、PCMは温度によって固体と液体の間で状態が変化する素材です。
アイスリングに使用されているPCMは28℃以下で固まるため、洗面台や浴室へ流したときは液体でも、排水管内で再び固まる可能性があります。
固まった内容物が配管内に残ると、排水の流れを妨げる恐れがあるのです。
 
また、排水管内に髪の毛、皮脂、石けんカスなどの汚れがすでに溜まっている場合、固まった内容物や破損した外装片が加わると、排水の通り道がさらに狭くなる恐れがあります。
 

トイレに流してはいけない理由

同様に、トイレへ流すことも控えてください。
アイスリングに使用されているPCMは、28℃以下になると固まる性質があります。
トイレへ流した直後は液体でも、排水路や排水管内で再び固まり、排水の流れを妨げる恐れがあります。
 
また、破れた外装片が一緒に流れると、トイレの排水路やその先の排水管に引っかかる恐れがあります。
便器内から見えなくなっても、内容物や外装片が問題なく流れ切ったとは限りません。
 
そのため、アイスリングの中身はトイレや排水口へ流さず、キッチンペーパーや新聞などの紙類で拭き取って処分することが大切です。
 
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中身が漏れたときの片付け方


アイスリングが破れて中身が漏れたときは、水で流さず拭き取るようにしてください。
とくに、洗面台や浴室で破れた場合は、排水口へ入らないように落ち着いて処理しましょう。
 
片付けの手順は次の通りです。
 

  1. お子様やペットを近づけない
  2. ゴム手袋やキッチンペーパーなどの紙類を用意する
  3. 漏れた中身を紙類で拭き取る
  4. 拭き取った紙類をビニール袋へ入れる
  5. 破れた本体も袋へ入れる
  6. 床や洗面台に残ったベタつきを水拭きする
  7. 自治体の分別ルールに従って処分する

 
中身が手に付いたり目に入ったりした場合は、製品の注意表示に従って水で洗い流してください。
異常が現れたときや、誤って口に入れたときは、自己判断せず、医療機関やメーカーへ相談しましょう。
 
また、破れた本体を確認するためにさらに切り開く必要はありません。
外装片が細かくなると、排水口へ落ちたり、掃除しにくくなったりします。
 

アイスリングの中身に関するよくある質問


アイスリングの中身についての疑問にお答えします。
 

Q1.中身は水ですか?

水のように見えても、アイスリングの中身はPCMと呼ばれる素材で、水ではありません。
28℃以下で固まる性質があり、排水管内で固化すると排水の流れを妨げる可能性があるため、排水口やトイレへ流さないでください。
漏れた場合は、キッチンペーパーや新聞などの紙類で拭き取って処分しましょう。
 

Q2.少量だけなら排水口へ流してもよいですか?

少量でも排水口へ流さないでください。
排水管内の温度によってはPCMが再び固まり、排水の流れを妨げる可能性があります。
漏れた量に関わらず、キッチンペーパーや新聞などの紙類で拭き取って処分しましょう。
 

Q3.中身が固まっている状態でも中身を出して捨てた方がよいですか?

固まっている状態のときに、外装を切って中身を出す必要はありません。
そのまま袋へ入れ、自治体の分別ルールに従って処分してください。
ただし、破れがある場合は、溶けた中身が漏れないよう袋へ入れて処分しましょう。
 
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中身を排水口やトイレに流さず水まわりを守る


アイスリングの中身は、PCMと呼ばれる素材です。
液体に見えても水とは異なった性質を持つ素材のため、排水口やトイレへ流さないでください。
 
もしも破れた場合は、キッチンペーパーや新聞などの紙類で拭き取り、袋に入れて自治体のルールに従って処分するようにしてください。
 
誤って中身や外装片を排水口やトイレに流してしまい、排水不良、ニオイ、水が戻るなどの症状がある場合は、「えひめ水道職人」へお気軽にご相談ください。
排水口や排水管の状態を確認し、状況に合わせた点検や修理をご提案いたします。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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