水のコラム

シャワーやカランの水が止まらない時は切り替え弁の取り替え修理で水漏れを解決

2023年08月01日  お風呂のトラブル

シャワーやカランの切り替え操作がスムーズにいかない場合は、切り替え弁を取り替えましょう。というのも、シャワーとカランの切り替え不具合の原因は切り替え弁の摩耗にあるからです。

そこで今回は、シャワーやカランの水が止まらない時の切り替え弁の取り替え修理について解説します。

シャワーのカランが止まらない原因は切り替え弁の老朽化

シャワーやカランの水が止まらない場合の主原因は、切り替え弁という水栓の部品の老朽化によるものです。はじめに、切り替え弁の老朽化によって生じる現象や切り替え弁の取り替え作業は自分と専門業者のどちらを選ぶべきかを解説します。

切り替え弁が老朽化した場合、下記の症状が見られます。

・シャワーやカランの水が出続ける
・シャワーやカランの水が出てこない
・シャワーとカランが切り替わらない
・お湯の温度が変化しない

以上の症状が見られた場合は、切り替え弁の取り替えが必要になります。切り替え弁の取り替え作業は専門業者に依頼するか自分でする方法があります。下記より、専門業者に依頼するケースと自分でおこなうケースを比べていきます。

業者に依頼する時の注意点

専門業者に依頼する場合になるべく低コストにするコツは、相見積もりを依頼することです。いくつかの業者から同時に見積もりを取ることによって、それだけ多タイプの業者の料金を比べられます。結果として、コスパのいい業者を発見しやすくなるのです。

また、相見積もりをする時は、他にも確認しておくべき点があります。相見積もりの時に確認すべきことは以下の通りです。

料金提示はクリアーか
見積もりを取る時は、合計額のみでなく、内訳まで料金が書かれているかチェックしておきましょう。合計額のみ書かれている時、どの部分にいくら使用したのか判断できず、無駄に料金を請求されていても気づきづらいです。

よって、余分に料金を請求される危険もあります。その最悪な事態を避けるためにも、料金提示がクリアーな専門業者に依頼しましょう。

追加料金の有無
見積もりしてから追加料金がかからないかあらかじめ確かめておきましょう。追加料金がかからないことをチェックしていない場合、支払い時に想像以上に高い料金を請求される可能性もあります。

納得のいく費用を支払うためにも、あらかじめ追加費用がかからないのか質問しておくと安心でしょう。

担当者の対応は丁寧か
担当者が丁寧に詳しく説明してくれるかも、専門業者選びのコツです。担当者の対応については、相見積もり時に複数質問を投げかけてみて、丁寧に回答してくれるかで判断するといいでしょう。

自分でするシャワーやカラン切り替え弁の取り替え方法

自分で切り替え弁の取り替え作業をしたい人は、下記の内容を確かめながら取り替え作業に挑戦してみてください。

切り替え弁の選び方
切り替え弁は、水栓とフィットした製品を購入する必要があります。したがって、はじめに水栓の品番をチェックしてください。品番は、取扱説明書や水栓自体に表記されています。

また、製品メーカーの公式サイトを閲覧したりカスタマーサポートに問い合わせをしたりして、水栓の品番と合う切り替え弁を探してください。フィットする切り替え弁がみつかれば、ホームセンターやECサイトで当てはまるものを購入できるでしょう。

必要な工具
切り替え弁の取り替え作業には、新しく購入した切り替え弁の他にマイナスドライバーとモンキーレンチといった工具類が必要になります。マイナスドライバーは止水栓を閉める時に、モンキーレンチはパーツを取り外す場合に使います。

取り替え手順
実際の切り替え弁の取り替え手順は、下記の通りです。

止水栓を閉める
止水栓を開けた状態にしておくと、作業している間に間違ってレバーを操作してしまい、熱湯が出てくる危険があります。事前に止水栓を閉めて、火傷のリスクに備えましょう。

ちなみに、止水栓のあるところは水栓のタイプによって異なってきますが、水栓の下部分にある場合がほとんどです。止水栓の溝部分にマイナスドライバーを入れ込み、右側まわりに回して閉めていきましょう。

切り替えハンドルを取り外す
切り替えハンドル(シャワーとカランを切り替えるためのハンドル部)は、側面側につくキャップのところを取り外すと外せます。

側面側のキャップは、切り替えハンドルとの隙間箇所にマイナスドライバーを入れ込んで取り外してください。キャップ部分を外せると、切り替えハンドルは素手で引き抜けるようになります。

ナット箇所を取り外す
切り替えハンドルを取り外せば、ナットが確認できます。ナットは、モンキーレンチを使って左側まわりに回して外します。

切り替え弁を抜く
切り替え弁を、素手で抜いてください。

ここまでの作業が完了したあと、新しく購入した切り替え弁を入れ込み、部品を元通りにして止水栓を開けます。仕上げに、シャワーとカランの切り替え動作が正しくできることをチェックしたら、作業は終了です。

ただし、水栓のタイプによって取り替え手順が違ってくるケースもあるので、取り替え手順が不明な人は取扱説明書を読んで確かめてください。

切り替え弁を取り替えても解消しないケース
切り替え弁を取り替えても症状が解消しない場合は、正確に取り替えできていないか、切り替え弁の他に原因があるかもしれません。その際は、症状が解消しない原因を見つけるのは難しい上、発見できたとしても自分で対処できるとは限りません。

自分で取り替えても症状が解消しない場合は、最初から専門業者に原因の見極めや修理作業を頼んだ方がいいでしょう。

よくある水道設備の問題

本記事の問題以外にも、箇所別に下記の問題がよく出てきます。心当たりがあれば問題が悪化する前に解消しておきましょう。

浴室・洗面所
浴室では、水栓やシャワーヘッド、ホース部分からの水漏れが発生しやすいです。そのケースでは、パッキン類のパーツの老朽化かもしれません。加えて、毛やゴミ汚れによる詰まりによって、排水がスムーズにいかなくなる場合もあります。

台所
台所で多発する問題は、流しの詰まりと、流し下部にある配管箇所のつなぎ目の水漏れ問題です。台所は、毎日食物の残飯や油分類が流されるので、配管部分にゴミ汚れが付きやすく詰まりやすいのです。

加えて、配管箇所のつなぎ目の水漏れは、つなぎ目の緩みやパッキン箇所の老朽化によって発生します。

お手洗い
お手洗いでしばしば発生する問題は、トイレットペーパーの流しすぎや、固形物質を落とした結果による詰まりです。そして、水が便器内部に流されっぱなしになっている、水槽から水が溢れ出るといった水漏れ問題も発生しやすいです。

こういった水漏れ問題の原因は、水槽内のパーツの老朽化かもしれません。

洗濯所
洗濯所では、洗濯機に誤作動表示が出て排水されない、排水口から水が溢れ出るといった問題が発生しやすいです。そのケースでは、洗濯機の不具合か、排水経路内で詰まっていることが原因です。

まとめ

今回は、シャワーやカランの水が止まらない時の切り替え弁の取り替え修理について解説してきました。

切り替え弁の取り替え作業を自分で行う時は、マイナスドライバー・モンキーレンチの工具類があると、新品の切り替え弁費用のみで足りるのでリーズナブルに済ませられます。

ただし、専門業者に頼めば、労力をかけずにきちんと取り替えしてもらえるでしょう。

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えひめ水道職人 0120-492-315

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