水のコラム

水道メーターからの水漏れはボックス内を確かめてから解消する

2023年05月28日  その他

余分に水を使用した記憶がないのに突如水道代金が上昇してびっくりした経験はありませんか?

そこで今回は、水漏れが起こった時にやるべきこと、水道メーターボックスを確かめて解消する方法を紹介します。

水道メーターからの水漏れを確認する方法

水漏れが起こった時に水道メーターを確かめる必要が出てきます。非常時に慌てることがないように方法を理解しておきましょう。

水道メーターの場所を確かめる
まず水道メーターや元栓の場所を確かめておきます。普段はなかなか触る機会がないので、どこに水道メーターがあるか分からない人もいるでしょう。

緊急事態になれば、直ちに解決する必要があります。水道メーターの設置場所を覚えておきましょう。

一戸建てのケースは、住宅の土地周りの地中にある「止水付属メーター」と記載されたフタ内に、メーターボックスと止水栓が収納されています。担当者が出入りしやすいよう、土地内の道の側に近いところの地中に収められている場合がほとんどです。

集合住宅のケースは、玄関扉外にあるドアの中、もしくは駐輪場といった共有場に集約して設置していることもあります。なかなか自宅の水道メーターの場所が分からないケースは、管理会社へ連絡して確かめておくのがいいでしょう。

家庭で使っている水を全停止
水道メーターで水漏れを確かめるとき、最初にすべきことは家庭で使っている水を全停止することです。シャワーやトイレなど、水に関わる全水栓が閉じていることをチェックします。

水道メーターのパイロットを確かめる
水道パラメーターは、水の使用量が分かる機材です。水道パラメーターのパイロットといわれるプロペラ部分が、今の使用状況を示しています。パイロット部分は、八角形型の銀板の下部分に3枚の赤色のプロペラが付属する形をしています。

メーターの先端部で水が流れると右回りに回転します。どれがパイロット部分なのか分からないときは、一回洗面所のカランから出水してみて、稼働しているパーツを確かめましょう。

水道メーターが最新型のデジタルタイプの場合は、ライトやマークが点いたり消えたり、長時間の流水状況を感知したりするといった水漏れが予想されると、画面にアラート警告が出る機材もあります。

パイロット部分が稼働しているケースは水漏れしている
全部のカランを閉めているのにパイロットが動くケースは、水漏れが見えない箇所で起こっている状況といえます。わずかでも、流水を検知するとパイロット部分は回転します。

水漏れ場所を見極める手順

水漏れ場所を見極める手順を紹介します。

家庭で使うあらゆる水を止める
先述のように、全部の水栓を閉め、誰も水を使わないようにしてください。止水栓や元栓などを閉める前に、目視できるエリアで問題がないか確かめた上で作業を行いましょう。

台所や風呂は、カランや節水コマやエコ型シャワーの傷みや問題により、水がチョロリチョロリと漏れる場合があります。カランの根元部分から水漏れしているケースは、取り替えや再設置が必要です。その際は、新品に替えましょう。

便器内に水が流れているケースは、注意が必要です。水を流していないのに便器に水がチョロリチョロリと流れている場合は、水槽内のバルブのパーツが破損している場合が多いです。壊れたパーツを取り替えましょう。

カランと洗濯機を接続するホースや、カランの根元箇所から水漏れしていないかの確認も重要です。

一戸建ての庭や、集合住宅のベランダ内にカランがつくとき、カランやその根元部分、シャワーヘッド内から水漏れしていないか、ホースが壊れていないかも確かめてください。

気がかりな箇所以外の止水栓を閉めて水道メーターのパイロット部分をチェックする

洗面台といったカラン付き設備には、各水量をコントロールするバルブとなる止水栓が設けられており、マイナスドライバーもしくはハンドルで右サイド回りに回すことで完璧に給水を停止できます。おおよその場合、各設備の下のドア内など、すぐそばにあります。

気がかりな設備がない場合、水漏れが多発するキッチン、風呂、便所、洗濯機、庭先の順序で停止していくのがよいでしょう。

また、その前時点で、止水栓そのものから水漏れしているケースもあります。庭先も含め色々なところにあるので、ひとつひとつチェックしていきましょう。

パイロット部分が動作を続けるところが水漏れ場所
1箇所だけ止水栓を閉めて、水道メーターのパイロット部分の動作が停止すれば、その止水栓から先の部分が水漏れしているところと見極められます。

水漏れの量が少ないときは、パイロット部分の回転が遅いので、停止後に画像を残しておき、時間経過後に比べることが大切になります。

水漏れ場所が見極められないとき

全設備の止水栓を閉めたままでパイロットが停止しなければ、確認できない場所、いわゆる壁面・床下に埋め込まれた水道管から水漏れしている場合があるということです。これらは目視できないので、個人だと見極めがむずかしいです。

水道メーターと各水道は、給水管で接合しています。加えて、各水道には止水栓が設置されており、止水栓を閉めると止水栓と水道設備との間で発生している水漏れを停止できます。

ただし、止水栓内の止水栓と水道メーターとの間で発生している水漏れを停止したり、それを見つけることは、水道設備と水道メーターの作り上、できないのです。

メーターボックス周辺で水漏れしているケースは、噴水のような音で発見できる場合もあります。水道管の接続部が老朽化したケースに発生します。

ここまで上水道についての水漏れを説明してきましたが、通常の水漏れはそれのみではありません。給水管が通じていない箇所の水漏れトラブルは、雨漏りや、冷蔵庫から起こる場合があります。

壁面の汚れで発見する場合がほとんどですが、こういった場所では、水道メーターのパイロット部分は無関係です。

排水管や排水ホース部分から水漏れしている場合でも、素人が見つけるのは困難です。上水道と異なり水道料金が高くなる場合はありませんが、流れるのが汚い水なので被害がさらに広がる場合が多いです。

そのため、原因の分からないケースは、直ちに修理業者へ依頼するのが良いでしょう。放っておくと、水道費用が高くなったり、水漏れ場所の状態がより悪くなって大きな修復が必要になる場合もあります。いち早く対処するようにしましょう。

水漏れ発生時にすべき応急措置

水漏れ発生時にすべき応急措置を紹介します。

ネジ部分やナット箇所を閉めておく
シンプルにネジ箇所やナット箇所を締め直すのみで、解決できるケースもあります。カランや給水管の接続部からの水漏れは、パッキンやパーツの経年による老朽化やネジ部分やナット箇所のゆるみが理由で発生している場合が多いです。

ねじ部分やナット箇所にゆるみがある場合は、モンキーレンチで閉めるだけで、水漏れが解決できます。止水栓を閉めた後、作業を行うのがコツです。

水漏れ場所にタオルを巻きつける
水漏れが起こった場合は、ダメージを小さくする技術が必要です。応急処置をしてしのぎましょう。

カランが故障したり、給水管や排水管部に穴があいた場合は、カランにボロタオルを挿し込んで水をブロックしたり、水漏れしているところにボロタオルをタイトに巻きつけて吸水し、補修専用のテープの代替にすれば、一定時間水漏れを止められます。

ただ、時間経過すると水が滴るので、ボロタオルを多く準備して交換する必要があります。

止水栓を閉める
止水栓(元栓)を閉めることで、物的に水の流入を防止できます。水漏れ発見時に最終手段として被害を小さくする最良の方法です。

ただし、家全ての水が停止するので、風呂やトイレ・お手洗いなど、日常生活に必要不可欠な場所が使えなくなります。よって、やむを得ず閉める場合は家族や同居人に知らせておく必要があるでしょう。

まとめ

この記事では水道メーターからの水漏れする際にボックス内を確かめてから解消する方法について解説しました。

水漏れは対応のスピードが命です。本記事内の対処方法もぜひ参考に活かしてみてください。

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