水のコラム

排水口からボコボコ音が鳴るのはどうして?原因と対策について徹底解説

2023年04月26日  水回り

排水口からボコボコ音が聞こえてきた経験はないでしょうか。ついそのまま聞き流してしまいがちですが、ボコボコ音が鳴っているときは排水管内でトラブルが発生している可能性が高いです。

そのため、ボコボコ音が聞こえたときにはすぐに対応する必要があるのですが「ボコボコ音の原因が分からない」「具体的な対策方法が分からない」という疑問や悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、ボコボコ音が鳴る原因とその対策方法について解説していきます。

排水口からボコボコ音が鳴る原因

まずは排水口からボコボコ音が鳴る原因について理解していきましょう。原因が理解できるようになるとやるべき対策もおのずと見えてきます。

このトピックでは、おさえておきたい原因を2つ紹介していくためぜひ参考にしてください。

通気弁がない
排水口からボコボコ音が鳴るのは、排水管内の空気が上手く流れていないためです。通気弁が不足している場合、水が排出される際に空気を取り込むことができず、水の流れに影響を与えます。その結果、水の流れが断続的になり排水口から異音が発生することがあります。

そのため、ボコボコ音を解消するためには通気弁を購入して排水管に取り付ける必要があります。なお、通気弁はホームセンターなどで簡単に購入できるため、通気弁の不足が原因である場合はすぐに購入しましょう。

排水管が詰まっている
排水口からボコボコ音が鳴るのは、排水管に詰まりがある場合があります。排水管が詰まると、水の流れが不安定になり、空気が排出される際に異音が発生してしまうのです。

なお、排水管の詰まりは異物や髪の毛、石鹸カス、油脂などが原因となります。そのため、詰まりを予防するためには定期的な清掃が必要となるでしょう。

排水管の詰まりの解消方法

排水管の詰まりが原因でボコボコ音が発生している場合には、詰まりを解消する必要があります。

なお、詰まりの解消は難しそうに感じられますが、やり方を覚えてしまえば個人でも十分に対応可能です。

そこで、排水管の詰まりの解消方法を7つ紹介していきます。

すっぽんを使う
すっぽんは長くて柔軟な棒状の道具となっており、排水管の詰まりを解消するのに役立つアイテムです。操作方法もシンプルですっぽんを排水口に挿入して回転させながら進めるだけで異物をかき出せます。

また、ホームセンターなどで気軽に購入できるため手軽さの面でも優れていると言えます。もし、まだ手元にすっぽんがない場合はすぐに購入しましょう。

このようにすっぽんは非常に便利な道具ですが、使用の際に排水管を傷つけてしまうおそれがあるため、その点は注意が必要です。

真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーは、排水管内の詰まりを吸い取ることができる便利な道具です。排水口に付けた吸盤をポンプで動かして排水管内の空気を排出し、異物を吸い出していきます。加えて、柔軟なホースを使って排水管内を進むことも可能です。

また、すっぽんと同様にホームセンターですぐに購入できるため、すっぽんでは効果が見られないと感じた方はすぐに購入してみましょう。

ただし、真空式パイプクリーナーは使用方法に注意が必要なアイテムとなっており、適切な力加減で使用しないと排水管を傷つけてしまう可能性があります。この点は留意しておきましょう。

お湯を流す
すっぽんを使用してもつまりが解決しない場合は、お湯を流してみましょう。お湯を流すと詰まりの原因物がだんだんと溶けていき、自然とつまりが緩和していきます。

なお、使うお湯は40度程度のぬるま湯にするようにしてください。沸騰したお湯を使ってしまうと排水管を傷つけかねないため、この点は注意が必要でしょう。

重曹とクエン酸の活用
重曹とクエン酸を使う方法は、自然と環境に優しい解消方法です。方法としても非常にシンプルになっており、排水口に重曹を撒いてその上から熱湯をかけることで、排水管内の異物を溶かせます。

また、クエン酸を使う場合はお湯を沸かしてクエン酸を溶かして排水口に注ぎ、しばらく放置してから水を流すと排水管内の異物を徐々に溶かせるでしょう。ただし、金属製の排水管では使えない場合があるためこの点は注意が必要です。

なお、汚れが詰まりの原因となっているときは、重曹とクエン酸を混ぜて発生させた炭酸ガスを利用して汚れを取り除く方法も良いでしょう。

パイプクリーナーを使う
しつこい汚れによる詰まりが発生しているときはパイプクリーナーの使用がおすすめです。パイプクリーナーは強力な薬剤となっており、排水口に流し込むだけで簡単に汚れが落ちるため非常に便利です。

なお、パイプクリーナーを使うときには汚れの性質に合わせたものを使うようにしましょう。例えば、尿石のようなアルカリ性の汚れを落としたいときには酸性のパイプクリーナーを使うことをおすすめします。

ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシは細いワイヤーの先にブラシが付いた道具で、排水管内部の詰まりを解消するのに役立ちます。排水口からワイヤーブラシを挿入して回転させながら進めるだけで排水管内の異物をかき出せます。

ただし、力を加えすぎると排水管を傷つける恐れがあるため、適切な力加減で使用する必要があります。また、ワイヤーブラシの先端が尖っている場合は排水管を傷つける可能性があるので、この点は注意が必要です。

高圧洗浄機を使う
高圧洗浄機を使用すると、高圧の水流で排水管内部の異物を洗い流せるでしょう。排水口に高圧洗浄機のノズルを差し込んで高圧の水流を発生させると、排水管内部の異物が除去されていきます。

ただし、高圧の水流を直接排水管に当てすぎると排水管を傷つける恐れがあるため、適切な距離を保って使用することが大切です。

また、排水管が古くなっている場合やひび割れなどで損傷している場合は、高圧洗浄機を使用すると逆に詰まりが悪化する恐れがあるため注意が必要です。

個人で対応できないときは業者を使おう

排水管の詰まりは基本的には個人で対応できますが、場合によっては詰まりの解消ができないケースもあります。そして、こうした場合には業者の利用がおすすめですが、業者の選び方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで、業者を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

複数社から見積もりをとる
排水管の詰まりを業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりをとるようにしましょう。見積もりをとって料金や作業内容を比較して、費用対効果の高い業者を選べると良いです。

なお、同じ作業内容であっても業者によって費用が異なるケースが多いため、この点は注意しましょう。

また、口コミや評判もチェックして信頼性の高い業者を選ぶことも大切であるため、この点も意識しておく必要があると言えます。


排水管の詰まりを解消する業者は、24時間対応している場合がありますが、早朝や深夜に依頼をかけるのは避けましょう。

早朝や深夜は、業者の負担が大きくなるため、通常の作業時間よりも高い料金がかかる可能性があります。また、深夜に作業を行ってしまうと周囲の住民に迷惑がかかるケースもあるため、時間帯を考慮して業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

ボコボコ音はつい聞き逃してしまいがちですが、排水管の詰まりといったトラブルのサインでもあるため、聞こえてきたらすぐに原因を特定しましょう。

なお、詰まりが原因のときは今回紹介した方法を使えば個人でも十分に対応可能であるため、落ち着いて対応しましょう。

また、個人での対応が難しいと感じたときには無理をせずに業者に対応を依頼しましょう。無理をして独力で解決しようとするとかえって状況を悪化させかねないため、プロの力を借りるのが賢明です。

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えひめ水道職人 0120-492-315

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