水のコラム

洗面台のつまり、業者に依頼すると費用はいくら?原因や解消法も解説

2023年02月24日  水回り

洗面台のつまりの原因はおもに髪の毛です。つまり対策は日頃から排水口へ髪の毛を流さないことや定期的なお掃除になりますが、つまってしまったときは対処が必要です。

自分で除去することもできますが、慣れていないと失敗する恐れもあります。十分に対処できていないとさらにつまりが蓄積され、被害も大きくなります。

ここでは業者に依頼するときにかかる費用を詳しく解説するとともに、原因や自分でできる解消法も紹介します。

洗面台のつまり除去にかかる費用

洗面台のつまりには、排水口、排水管など場所によって除去方法が異なります。また、トラブルがどのような状況になっているかでも修理内容はさまざまです。

修理による費用も、修理内容や使う器具、交換する部品の有無などで大きく異なります。洗面台の部分別、状況別での修理費用について解説します。

洗面台の部分別修理費用
洗面台のつまりには部分別に分けると、排水口と排水管のつまりがあります。排水口のつまりを解消するには薬品洗浄が有効です。軽度の汚れやつまりであれば薬品で洗浄するだけでつまりを溶かせられます。薬品洗浄の費用は4,000円程度です。

薬品だけでは解消できない場合は、ローポンプ、トーラー機、高圧洗浄機といった道具を使ってつまりを除去します。これらを使用すると費用もかさみます。

ポンプでつまりを抜く作業は8,000〜20,000円程度となります。トーラー機では使用するワイヤーの長さで費用は変動し、約10,000〜25,000円です。高圧洗浄機になると約20,000〜40,000円は必要です。

また、排水管の異物除去に関しては、修理内容で異なります。排水口近くの小さなものを取り出す場合は排水トラップを外すだけの作業になり、相場は5,000〜10,000円程度です。排水管の奥の異物には、トーラー機や高圧洗浄機を使用するので、先述した費用と同じです。

洗面台ではなく、その床下にある排水管が詰まっている場合はさらに費用が高額になります。床下排水管の清掃には、使う道具と排水管の距離で修理費用は変動します。

修理する部分が奥深いほど排水管の距離が長くなるので費用もかかります。相場は約30,000円で、距離が長くなると50,000円程度する場合もあります。

洗面台の状況別修理費用
部分別の修理費用でも解説したように、つまりの状況別で使用する道具が変わります。特殊な道具が必要な場合では、道具使用料金だけでなく作業時間がかかり費用は高くなります。

つまりの状況を軽度〜重度で表した場合、修理にかかる費用は、軽度では25,000円程度、中度で30,000〜50,000円、重度になると50,000円以上が相場です。

また、修理の際に劣化や破損した部品が見つかれば交換が必要です。部品の交換代や交換作業にも費用がかかることが予想されます。トラブルが大きく追加作業が加わると、さらに料金は高額になります。

ここに業者に支払う料金が上乗せされます。おもに作業料金や時間外料金などで、後半で解説します。

洗面台交換費用
つまりの状態が深刻だと、洗面台自体を交換することになるかもしれません。洗面台を交換する場合は、洗面台本体のランクが関係します。

洗面台のランクには、最低限の機能だけのローグレード、収納機能のあるミドルグレード、収納が豊富でデザイン性の高いハイグレードに分けられます。それぞれの大体の価格は、ローグレードで10万円、ミドルグレードは15万円、ハイグレードは20万円以上が相場です。

また、設置する際に取り付け工事や内装工事が必要となります。取り付け工事は30,000〜40,000円、内装工事を行う場合は30,000円程度かかります。

業者に払う追加料金
業者に修理を依頼すると、洗面台のつまりを解消するためにかかる費用とは別に、業者に支払う料金が必要です。

基本料金や作業料金は、業者に依頼すると必ず必要になる料金です。作業内容によって料金が異なり、2,000〜5,000円程度かかります。

トーラー機や高圧洗浄機を使った場合や高度な技術が必要な修理では、排水口からつまりまでの距離にあわせた特殊作業料金が発生します。薬品洗浄では特に強力な薬剤を使用した場合に追加料金がかかります。

作業は自宅で行うため出張料金もかかります。依頼した業者から自宅までの距離が遠いとそれだけ料金もかかるので、できるだけ自宅から近い業者を探しましょう。中には、出張料金が定額のこともあります。近くに業者がない場合は、出張料金が定額の業者を調べてみてください。

他には、調査料金がかかる場合もあります。床下の排水管でつまりがある場合は、排水管内の調査をしなければなりません。使用する道具にもよりますが、相場は10,000円程度です。

洗面台のつまりの原因と解消方法

洗面台のつまりやすい部分は排水口です。洗面台は、ヘアセットや洗顔など日々頻繁に使われます。排水口に流してしまうものも多く、乱暴な使い方をすればつまりやすくなります。

まだつまりが軽度の状況なら簡単な解消方法で対処できます。つまりを防ぐためには予防することも大切です。ここではつまりの原因と解消法、予防法を解説します。

主なつまりの原因と症状
洗面台のつまりの原因で一番多いのは髪の毛です。排水口に落ちた髪の毛を放置すると排水管の中で徐々に溜まっていきます。溜まった髪の毛が絡み合い塊となったのが、つまりの原因です。

また、石鹸や歯磨き粉など水に溶けなかった残りカスが排水管に流れ、残りカスと髪の毛が混ざり合うとヘドロのようになります。粘着を持った汚れは排水管の内側にピッタリこびりつき、自然には流れなくなります。

よくあるのがヘアピンなどの固形物を排水口へ落とした場合です。排水管の中で引っかかり、つまりの原因になることがあります。小さなアクセサリーや詰め替えボトルのキャップや切れ端なども同じです。すぐにつまるわけではないのであまり気にしないことが多いですが、安易に考えていると排水管を塞ぐことにもなりかねません。

排水口がつまる原因や部分によって対処法は変わります。それぞれの解消法と予防方法も解説します。

自分でできる解消方法
排水口の掃除には、ラバーカップを使う方法と、洗浄液を使う方法があります。ラバーカップにはトイレ用のものと洗面所用のものがあり、洗面所用はお椀型です。間違えないように気をつけてください。

洗浄液は、市販のものはホームセンターやドラッグストアで購入できます。洗浄力が強いため、使用時は換気をして、他の洗剤と混ざらないようにしなければなりません。自作する場合は、重曹とクエン酸を混ぜれば安全な洗浄剤が作れます。

パイプクリーニングブラシといって、排水管の奥まで差し込み、手の届かない排水管の内側を掃除できるものもあります。

排水口の入り口の排水栓は、排水管と洗面台をつなぐ部分です。ゴム栓式の排水栓では、排水管との接続部のナットを外し、排水栓を抜いて掃除します。

ポップアップ式のものでは、栓をあげた状態にするためタオルを挟み込み、作業をします。排水管のアームから引き棒を抜くとナット部分が見えるので、ナットを緩め、アームを引きます。アームを外すと排水栓が取り出せます。

異物がつまっているときは、排水トラップの部分に溜まっている場合があります。排水トラップを分解すれば異物が除去でき、排水口の内側の掃除もできます。

洗面台の排水トラップにはUトラップが使用されている場合が多いです。U字の上部2ヶ所のナットを外せば排水トラップが取り外せます。取り外す際に水が出るのでタオルなど準備しておきましょう。

洗面台のつまりの予防方法
つまり予防には日々のこまめなお手入れが重要です。使い方が乱暴だと汚れやすくトラブルにもなりやすいです。綺麗に使うためには、髪の毛や石けんカスなどができるだけ排水管に流れないように排水口の入り口にはゴミ受けを設置しましょう。

また、毎日使っているとどうしても石けんカスなどの汚れは出てしまいます。月1〜2回程度、排水管の中まで掃除すれば汚れの蓄積を抑え、つまりの予防になります。

業者に依頼する場合の問い合わせ先

排水口のつまりを自分で掃除しても改善されない場合は、業者に依頼しましょう。違う原因でトラブルが起こっていたり、下水管でつまりが生じていたりする恐れもあります。放置すると水漏れやつまりが悪化し、修理に時間も費用もかかります。

賃貸にお住まいの場合は管理会社に連絡すれば、修理費用を負担してもらえることが多いです。また、保証期間内であれば、メーカーに問い合わせれば無料で修理が可能な場合があります。

修理業者へ依頼するなら、24時間対応やアフターケアの保証が受けられたり、無料見積もりをしてくれたりする場合もあります。料金が明瞭か、適正価格かどうかを確認しましょう。利用する際には口コミなどを参考に、信頼できる業者を選んでください。

洗面台の修理は高額!つまりを起こさない予防が大切

洗面台の排水口のつまりを業者に頼むと、排水口の入り口付近の清掃だけであれば4,000円程度です。一方、排水管の奥深い、また重度のつまりでは高圧洗浄機などを使用することになり、30,000円以上必要になります。

また、修理費用には業者に支払う基本料金や特殊料金など、作業料金とは別に費用がかかります。どの程度になるかは見積もりをしないと分からないので無料見積もりできる業者がおすすめです。

排水口のつまりは髪の毛や石けんカスなどの汚れが原因です。日々のこまめなお手入れと定期的な排水管の掃除で、まずつまりを予防することが重要です。

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