水のコラム

マンションで水漏れが発生したら修理費用はどれくらいかかるのか?

2023年01月31日  水回り

マンションに住んでいて水漏れがおこると、階下の人への影響や費用負担が気になるかと思います。

利用者の過失による水漏れの場合は利用者が費用を負担するのは当然です。しかし、過失が無い場合は保険が適用されたり管理会社が費用を負担してくれたりする可能性があります。どのようなケースだと費用負担することなく対処できるのでしょうか。

そこで今回はマンションで水漏れが発生したら修理費用はどれくらいかかるのか、また保険適用されるのかということをお話ししていきます。

マンションでの水漏れ、費用相場は?

マンションでおこった水漏れは、場所によって修理費用がかわってきます。理由は、排水管の構造やトラブルの内容によって、作業内容が変わってくるからです。

では、ここからは場所別の費用相場をご紹介します。

キッチン
キッチンで水漏れがおこった場合は、多くの場合蛇口に付けられているパッキンが劣化していることが原因です。そういった場合、パッキン自体は自分で購入することができるため、作業代と出張費のみで済むでしょう。作業代と出張費を合計して、5,000〜10,000円ほどが相場となります。

また、パッキンを自分で購入せずに業者に頼んだ場合、部品代として1,000円ほど加算されます。しかし、パッキン以外の部分に劣化がみられた場合、蛇口本体を交換する必要があります。その場合、蛇口本体の代金として10,000〜20.000円ほどかかるでしょう。

トイレやお風呂場
トイレやお風呂場の水漏れは、蛇口の部品を交換するだけでなく、シャワーヘッドの修理やトイレタンク内の部品交換なども必要となります。そのため、作業代として10,000〜30,000円ほどかかることが多いです。

また、お風呂場の浴槽がひび割れしていて浴槽の交換が必要な場合、100,000〜200,000円ほどかかることもあります。水漏れと一言で言っても、水漏れ箇所や重度によって作業代が変わってくるため、具体的な作業代を知りたい場合は専門業者に見積りを依頼しましょう。

天井
天井から水漏れしている場合、原因としてあげられるのは水道管破裂などによる水漏れか、上の階からの水漏れです。その場合、天井を剥がして水道管の修理を行わなければいけないため、150,000〜200,000円ほどの費用がかかるでしょう。

多額の費用がかかること以外にも、天井の工事は大掛かりなものになるため、あらかじめ余裕をもって工事日程を決める必要があります。いち早く解決した方がいいですが、できるだけ多くの業者に見積りをとって、焦らず日程を決めましょう。

排水管の付近
家庭の排水管は、キッチンやトイレ、お風呂場など全ての排水管が繋がってできています。その排水管自体から水漏れがあった場合は、修理が必要な範囲によって作業費用が変わります。相場としては、1mあたり5,000〜10,000円ほどです。

ご自身でどれくらいの範囲を修理すればいいかというのは判断できかねるため、水道局や専門業者に依頼して正確な費用を計算してもらってください。

マンションでの水漏れは保険適用されるのか?

マンションを購入する場合も借りる場合も、多くの人が火災保険に加入するかと思います。条件によっては、水道管トラブルも保険適用されることがあります。

そのため、マンションで水漏れがおこった場合どのようなケースなら保険適用されるのか確認しておきましょう。

保険適用されるケースとは
保険適用される条件として、水漏れの原因がしっかりと特定されていることが必要となります。上記でご説明したように、業者に依頼して原因究明ができているのであれば、基本的には問題ないでしょう。

しかし、以下のケースは保険適用されない可能性が高いです。

・水道局などから修繕するように指示を受けていたのにも関わらず、怠っていたために水漏れしてしまった場合。
・洪水や地震などの自然災害によって、水が逆流してきてしまった場合。

火災保険の内容は管理人と住人によって違うため、一度規約を確認する必要があります。

保険会社への請求方法
火災保険に入っていても、実際に請求したことがないという方も多いでしょう。ここからは、保険会社への保険金の請求方法をご説明します。

1.まずは、保険会社へ保険金を請求したい旨を連絡しましょう。

2.保険会社から伝えられた書類に記入し、その他の必要書類を用意しましょう。提出書類として一般的に必要な書類は、保険金証明書、印鑑証明書、損害証明書、建物登記簿謄本、事故内容報告書、修理見積書、物件の写真です。

3.書類の準備ができたら、保険会社へ書類を送付しましょう。

4.保険会社で書類をもとに審査が行われます。そして、支払額が決定します。

5.支払額が確定したら、利用者に保険金が支払われます。

提出書類はある程度決まっていますが、被害が出た場所が広くなるほどさまざまな書類を用意しなければなりません。そのため、工事や修理を依頼した際にもらった書類はすべて保管しておくようにしましょう。

また、保険金を請求できる期間は、トラブルが発生してから3年以内と決まっています。期限を過ぎてしまうと無効になってしまうので、申請は早めに行うようにしましょう。

マンションで水漏れが発生したらはじめにやるべきこと

所有マンションで水漏れが発生したら、まず止水栓を閉めましょう。マンションの場合は、メーターボックスに入っている場合が多いので探してみてください。止水栓を閉めること自体問題はないので、わざわざ水道局に連絡する必要はありません。

賃貸マンションの場合は、止水栓を閉めることを管理人に報告しましょう。緊急事態なので、緊急連絡先として事前に伝えられている連絡先にかけてください。

管理人に電話したら、専門の業者に修理依頼をします。マンションによっては、業者の指定がある場合があります。そのため、勝手に自分で判断せずに管理人に相談してからにしましょう。

依頼する業者は、水道業者に限らず状態によっては電気会社にも依頼する必要があります。なぜなら、水漏れによって漏電が発生するかもしれないからです。漏電は火災や感電にも繋がります。危険性が高いので、早めに連絡するようにしましょう。

また、階下に住人がいる場合は、水が漏れてしまう可能性もあります。被害が出てからでは多額の損害賠償を請求される可能性があるため、トラブルがおこったらすぐに直接謝罪にいきましょう。ご迷惑がかかる可能性があることだけ伝えておくことで、その後の対応は大きく変わるかもしれません。

まとめ

今回は、マンションで水漏れがおこった時の修理費用についてご紹介していきました。

水漏れの場合火災保険が適用される可能性が高いため、作業を行ったことがわかる書類はすべて保管しておきましょう。水漏れの原因が本人で管理できない範囲のものではなく、本人に過失がある場合でも保険適用されることがあります。しかし、保険適用外のケースもあるため、日々水回りを点検するようにしてください。

また、マンションでの水漏れは他の住民にも迷惑をかける可能性があります。たとえば、トイレで水漏れが発生した場合、汚染された水が階下に漏れてしまうこともあります。その場合、多額の損害賠償を請求されてしまうかもしれません。

金額面の不安もありますが、今後の近隣住民との関係性が悪くなるかもしれません。そのようなことは出来るだけ避けたいので、水漏れが発生したらすぐに業者に修理依頼をするようにしてください。

お電話一本ですぐに駆けつけます!

えひめ水道職人 0120-492-315

えひめ水道職人 0120-492-315