水のコラム

水道代の平均はどのくらい?水道代の相場について徹底解説

2022年12月24日  水回り

水道は日常生活に欠かせないインフラです。その費用は毎月必ずかかってくるものとなっており、家族が増えてくると見逃せない金額になってきます。

そのため「なんとか水道代を節約したい」「他の世帯ではどのくらい水道代がかかっているのだろうか」と悩んでいる方は少なくないです。実際、家計を見直したい方であればどなたでも直面している悩みでしょう。

そこでこの記事では、水道代の平均額や比較、節約方法について解説していきます。なお、水道の水漏れについても解説しているため、そちらもぜひご覧ください。

水道代の平均

水道代の節約を考える前に水道代の平均額について理解しておきましょう。

自分が普段支払っている水道代の金額を客観的に分析すると、取るべきアプローチが自然と分かるようになるでしょう。

そこで、このトピックでは水道代の平均額を世帯、季節、地方自治体の3観点で解説していきます。

世帯別での比較
2018年の総務省の家計調査によると、単身世帯と2人以上の世帯を含めた総世帯の平均年間水道料金は49,571円となっています。

なお、単身世帯は25,703円で2人以上の世帯は61,253円となります。

また、月額換算で水道代の平均額を見ていくと総世帯が4,131円で単身世帯が2,142円、二人以上の世帯が5,104円となります。

ご自身の1年間の水道代の金額と月当たりの水道代の平均額を比較してみてこれらのデータより上回っていた場合は、節約の必要があると言えるでしょう。

季節ごとに比較
総務省の家計調査にある水道代の平均額を季節という観点で見ていきましょう。

この観点で分析すると、春(3~5月平均)は4,377円、夏(6~8月平均)は4,265円、秋(9~11月平均)は4,306円、冬(12~2月平均)は4,214円となります。

金額としては春に水道代の支出が最も高くなる傾向にあり、冬に水道代の支出が最も低くなる傾向にあると言えます。

ご自身の水道代の利用金額の推移を振り返ってみて、同じような傾向をたどっているかを確認してみましょう。水道代の節約方法の切り口が見つかるかもしれません。

地方自治体での比較
同統計の結果を地方自治体という観点で見ていくと、北陸地方が最も高い6,172円/月でその次に高い地域が6,058円/月の東北地方になります。

逆に最も低い地域は4,482円/月の東海地方でその次に低い地域が4,491円/月の四国地方となります。

そのため、比較的寒い地域では水道代の平均額が高くなり、逆に比較的温暖な地域では水道代の平均額が安くなる傾向が見られると言えるでしょう。

ご自身のお住まいの地域の水道代の平均額より水道代の利用金額が高い場合は、水道の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

水道代を節約するには

支払っている水道代が平均額よりも上回っている場合は、水道の使い方を見直す必要があると言えます。

使い方をきちんと見直せば家計の改善に大きく貢献するため、節約の仕方をここでしっかりと覚えていきましょう。

シャワーを使いすぎない
入浴している際はシャワーの使い過ぎを控えましょう。15分間シャワーで水を出し続けるとその量は浴槽1つ分に及ぶと言われています。

そのため、こまめにシャワーを止めて頭や体を洗うという習慣を心がけましょう。

また、節水シャワーヘッドの利用もおすすめです。使用感に違いを感じることなく水量を自然と減らせます。

その他にも、顔を洗うときは桶に水をためてから行うといった工夫もできるでしょう。

お風呂の残り湯を使って洗濯
お風呂の残り湯を使って洗濯をするのもおすすめです。浴槽に張った水を無駄なく利用できるため節水に大いに貢献するでしょう。

なお、残り湯はにおいがあるため洗濯に利用するには気がひけるという方はすすぎ洗いの水を水道水にすると良いでしょう。

においの面での心配がないため、ストレスなく残り湯を使った節水が可能です。

洗濯はまとめて行う
洗濯はまとめて行いましょう。洗濯物を少量に分けて洗濯を行ってしまうと、洗濯量に対して過剰な水量を使用してしまいます。

逆に洗濯物をある程度の量までためてから一気に洗濯を行うと洗濯水を無駄なく利用できるため、水の浪費を防げます。

節水グッズの活用
節水グッズの活用もおすすめしたい節約法です。先ほど紹介したシャワーヘッドやキッチンシャワー、お風呂の水量センサーなどさまざまな節水グッズを利用すると簡単に節水ができるでしょう。

その他にも、節水型の洗濯機や食洗機の利用といった節水をうたった家電を利用するのも一つの手段でしょう。

初期費用はかかりますが、その後のランニングコストを大きく抑えられるため、長期目線で見ると非常にお得だと言えます。

これから家電を買い替えようとされている方は、この点を意識して新しい家電を選びましょう。

食器のため洗い
食器を洗う際にはため洗いを心がけましょう。蛇口から水を流しっぱなしにして洗い物をすると必要以上の水を使用してしまいます。

その点、ため洗いの場合は必要以上の水を使うことがないため、効率よく水を利用しながら食器を洗えます。

ちょっとした違いではありますが積み重ねると大きな差となるため、ため洗いの経験がない方はぜひやってみてはいかがでしょうか。

トイレのレバー・ボタンを使い分ける
トイレの「大」「小」のレバーやボタンの使い分けも意外と節水に大きく影響します。というのも、大と小では使用する水量に約1Lもの差があるためです。

そのため、常に「大」のレバーやボタンを使用していると必要以上の水を使用してしまい、水の無駄遣いや浪費につながってしまいます。

この点も細かい取り組みになるのですが、実際にやるのとやらないのとでは大きな違いがあるため、ぜひ取り組んでみてください。

水漏れに注意

水道代を節約するために日頃から工夫をしているにもかかわらず水道代が下がらない場合は、水漏れが起きている可能性があります。

そのため、もし心当たりがある方はどこかで水漏れが起きていないか確認してみる必要があるでしょう。

水漏れで水道代が高額になることも
水漏れが発生したときは水道代が急激に高くなります。実際、普段は数千円しかかからない料金が数万円にも及ぶ場合があるため、注意が必要です。

なお、水漏れによって高額になった水道代は基本的に水道の使用者が支払うことになっています。

というのも、吸水管や蛇口といった給水装置は個人の財産にあたるため、その管理や修繕の責任は個人に帰属するためです。

しかしながら、自身の故意や過失によるものでないトラブルによって高額の費用請求をされるのは納得がいかないでしょう。

そして、こうした場合に覚えておくと良いのが減免制度となります。

減免制度を使おう
減免制度とは各自治体で設けられている水道代の減額制度で、一定の条件下で漏水した分を含んだ水量の一部を減量して水道代を計上する制度です。

減免制度が適応される場合としては、発見が難しい地下などの目に見えない場所で漏水が起きた場合や、自然災害などの不可抗力の要因によって漏水が発生した場合などが該当します。

逆に水道の使用者の過失による漏水や、水漏れの事実を知っていたにもかかわらずその対策を怠った場合にはこの制度は利用できません。

この点についてはしっかりと注意しておきましょう。

まとめ
水道代の節約は地道な取り組みの積み重ねが大切になってきます。そのため、日頃の水道の使い方を見直して効率の良い水の使い方を追求していくとよいでしょう。
しかし、あまりに節約に力を入れすぎてしまうと生活レベルが極端に下がってしまい、生活に支障が出てしまいます。そうなってしまうと本末転倒であるため、この点は注意しましょう。

また、もし水漏れが発生した場合は業者を利用してみましょう。個人では対応できない問題を抱えているケースが多いため、プロからのサポートは大いに役立つはずです。

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えひめ水道職人 0120-492-315

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