水のコラム

給湯器が故障した時の修理費用は?交換が必要なケースも

2022年04月21日  水まわりのお手入れ


冬の寒い時期に給湯器が故障すると、お湯が使えないのでとても困りますよね。

突然お湯が出なくなると、DIYや電気工事に自信のある方は「よし!直してやろう」と思いがちですが、給湯器を自分で修理するのはNGです。

とくにガス給湯器は、資格がないと修理してはいけない器具です。
そこで、給湯器が故障した際の修理に関して、詳しく解説します。

給湯器の故障で修理や交換が必要なケースは?

給湯器が故障してお湯が出なくなった場合は、ほとんどのケースで修理が必要となります。

また、故障した部品が生産中止となっているケースでは、給湯器自体を交換しなければならないかも知れません。

ここでは、給湯器のトラブルパターン別に、修理・交換が必要なケースを見ていきます。

■お湯が出ない
給湯器のスイッチが入っているのにお湯が出ない、お風呂のお湯張りができないトラブルでは、ガス給湯器だと窯(かま)と呼ばれる部分が故障していることが大半です。

10年以上使用している給湯器だと交換用の部品がないので、給湯器自体を交換することが多くなります。

■お風呂のお湯張りに時間がかかる
お風呂のお湯張りに時間がかかるようになったら、給湯器が故障していることがほとんどです。

自動お湯張りの場合、設定温度とお湯の量を確認しながらお湯を張っていきます。

給湯器が故障すると、その確認に時間がかかってくるので、放置しておくと完全にお湯張りができなくなるのです。

■お湯の温度が一定でない
シャワーをしているとお湯の温度がいきなり低くなり、冷たく感じるようになったら故障を疑いましょう。ガス給湯器の場合では、点火不良や風呂釜の故障が考えられます。

■給湯器から異音がする
お湯は出るものの給湯器からこれまで聞いたことのない異音がする場合は、すぐに修理業者へ連絡しましょう。点検して原因を特定しないと、大きなトラブルにつながる可能性が高いです。

■給湯器から煙がでてきた
給湯器から煙が出てきた場合は、すぐに利用するのを止めて修理業者に連絡してください。

煙が出てくるということは、どこかに熱に関する不具合が発生している証拠です。

放置しておくと火災につながる可能性もあるので、点検してもらいましょう。

修理だけで済むケースも

給湯器が故障しても交換しないで、修理だけで済むケースもあります。

ここでは、給湯器が故障しても修理で済むケースを解説します。

■10年未満の給湯器のトラブル
給湯器を購入から10年未満の場合は交換する部品があるので、基本的に修理だけで済みます。

ただし9年目、10年目の給湯器だと場所によっては部品がなく、交換を勧められることもあります。

■給湯器自体に問題がなかった場合
お湯が出なくなった原因が、給湯器でなく給水管に問題があった場合は、給湯器の修理自体が不要です。

■パーツの交換で解決するトラブル
給湯器のパーツを交換すれば直るトラブルでは、修理だけで問題ありません。

とくに電気的なトラブルは、ヒューズを交換したりハーネスを取り替えたりするだけで、修理が完了するケースが多くあります。

修理や交換が必要?確認と知る方法を紹介

お湯が出ない事態になったとしてもすべてのパターンで、給湯器が原因とは限りません。

そこでここでは、修理業者に依頼する前に自分で確認する項目を解説します。

■ガスの元栓・ガスメーターをチェック
ガス給湯器の場合は、ガス管と給湯器の間に元栓が設置されています。

この元栓が閉まっているとお湯を沸かせないため、元栓が閉まっていないかチェックしましょう。

また、寒い時期にガス暖房をつけっぱなしにしておくと、安全のためにガスメーターが自動で遮断する仕組みになっています。

ガスメーターのランプが、赤く点滅していないかチェックしてください。ガスメーターの赤いランプが点滅している場合は、ガスメーターをリセットすれば直ります。

■混合水栓のトラブルがないかチェック
混合水栓とは水とお湯を混ぜて、適温にして蛇口の先からお湯を出す器具です。

レバーが固かったり、グラついたりしていれば給湯器でなく、この混合水栓にトラブルの原因があります。

家の中にある他の混合水栓で、お湯が出るか確認してみましょう。他の混合水栓でお湯が出れば、給湯器は正常です。

家中の混合水栓からお湯が出ない場合は、給湯器のトラブルが疑われるので点検修理を依頼しましょう。

■サーモスタットの温度設定をチェック
温度設定が可能なサーモスタット混合水栓の場合、サーモスタットの温度設定が「冷」の方になっていることも考えられます。

サーモスタットの温度設定が、低い設定となっていないか確認しましょう。

■電源が入っているかチェック
ガス給湯器でも電気を使用しているので、必ず電源につながっています。

専用のブレーカーの場合は、配電盤を見れば給湯器と書かれているはずですぐにわかります。

いずれにしても、給湯器の電源が入っているか確認することが必要です。

■水道工事で断水していないかチェック
回覧板をよく確認していない場合、水道工事で断水していることを認知していない可能性が多いです。

この場合は、お湯がでないばかりでなく水も出ません。

そのため、一つの混合水栓からお湯が出ないときは、他の蛇口から水が出るか確認しましょう。

家中の蛇口から水が出ない場合は、水道工事によって断水していることが原因です。

■凍結していないかチェック
氷点下に冷え込んだ早朝では、水道管が凍結して水を使うことができません。

また、水は使えても給湯器の配管部分が凍結してお湯が出ないこともあります。

氷点下に冷え込んだ朝にお湯が出ない場合は、少し時間をおいて再度お湯が出るか確認してから点検修理を依頼しましょう。

■パネルのエラーコードをチェック
給湯器からお湯が出ない時に、コントロールパネルにエラーコードが表示されていないか確認しましょう。

大抵の場合、給湯器に不具合があるとパネルにエラーコードが表示されます。

このエラーコードには、自分で対応できるエラーもあるので、取扱説明書のエラーコードの対処法を確認するとよいです。

エラーコードを確認すれば、点検個所もわかりますし、すぐに業者に点検修理を依頼しないダメなのかもわかります。

給湯器の点検や修理にかかる費用?

ここでは、給湯器の点検・修理にかかる費用について解説します。

■購入後2年間はメーカー保証にて無料
正規ショップで購入した給湯器には、2年のメーカー保証が付帯しています。
そのため、購入から2年以内の修理に費用はかかりません。

■ガス給湯器は10年間点検・修理は無料
ガス給湯器は、ガス会社の保証に加入するのが基本です。

少ない費用で、10年間のメンテナンスを保証してくれるので、点検は無料ですし修理の時の修理費は基本的に無料となります。ただし、部品代や修理費が保証限度額を超えた場合の超過分は有償です。

■保証に加入していない場合は基本料が7,000円から
ガス会社や電力会社の長期保証に加入していない場合は、メーカー保証がなくなる3年目から、点検修理費が必要となってきます。

点検費用相場は約7,000~9,000円ほど必要で、点検後に修理が必要な場合は「修理費+部品代」となります。

ガス給湯器にしても電気給湯器にしても、設置時に10年のロング保障への加入を勧められるので、ほとんどの家庭で10年保証は適用されるでしょう。

したがって、高額な修理費用が必要となるのは、購入から10年経過した後のトラブルになってきます。

まとめ

給湯器が故障すると、お湯を使えなくなるのでとても困ります。

とくに冬場の故障でお湯を使えないと、生活に支障をきたすほど重大なトラブルといえるでしょう。

ただ、すべてのパターンで給湯器が故障している訳ではないので、記事内で解説しているチェック項目を参考に、まずは各所を確認してみてくださいね。

お電話一本ですぐに駆けつけます!

えひめ水道職人 0120-492-315

えひめ水道職人 0120-492-315