トイレに物を落としてしまったら

水のコラム

2021年09月10日トイレのトラブル

トイレにスマホ、携帯を落としてしまったとき

トイレでよくあるトラブルが、便器の中に物を落としてしまったというトラブルです。
ポケットにいれておいたものがうっかり落ちてしまったというパターンがよくあります。

もしもトイレにスマホなどの電子機器を落としてしまった場合は迅速に対応しなければいけません。
スマホやガラケーなどの携帯は電子機器です、水の侵入ですぐ故障してしまいます。
落としてしまった場合は可能な限り急いでスマホを拾いましょう。

また、間違って流してしまった場合には、トイレの水が詰まってしまうことがあります。
スマホなどの携帯に限らず、トイレに異物を落としてしまった場合は拾ってから水を流してください。
被害の拡大を防ぐことができます。

スマホや携帯を濡らしてしまった時の対応

先述のとおり、電子機器は水の侵入ですぐに故障します。
最新のスマホは防水機能が搭載されていますが、あくまでも緊急時のための機能で長時間の水没には対応していません。
トイレから拾ったら、丁寧に水を拭き取りましょう。

細部に水が侵入している場合は、ティッシュや綿棒を使って拭き取るのがおすすめです。
電源が入っている場合は、すぐに電源を切り、SDカードなどが入っている場合は早めに取り出して個別で乾かします。
濡れた状態で電源をいれることでショートしてしまい、機械の故障やデータ損失につながります。
拭いたらすぐに電源を入れてしまうこともNGです。
まだ中に水気が残っている可能性があるためです。

しばらくは自然乾燥をさせて、完全に水気を切ってから改めて動作を確認しましょう。
分解が可能であれば、分解して中身をしっかり乾かした方が安全です。
それでも電源が入らなかった場合は、故障してしまっていると考えられます。
専門店などにいって、修理依頼をするしかありません。

スマホ、携帯以外によくある事例がカギ類を落としてしまったというトラブルです。
スマートキーやリモコンキーなどの電子系のカギも濡れたまま使用するとショートして壊れてしまいます。
スマホ類と同じようにしっかり水気を切ってから利用するようにしましょう。

万が一、トイレに異物を流してしまったら

気を付けていても、うっかり物を落としてしまったことに気づかず、水を流してしまったというトラブルはよくあります。
自宅のトイレであれば、自分で拾える可能性もあります。

自力で対応する場合は、まず給水栓を閉めてトイレへ水が流れてこないようにしましょう。
その後、便器内の水をバケツなどで汲み取って、まずは目視で物が見えないか確認してみます。

トングなどの棒でてきとうに中を探ってしまうと、物が奥の方に入ってしまうことがあるので気を付けてください。
可能であれば、ゴム手袋、なければビニール袋などを利用して自分の手で取るのが一番確実な手段かもしれません。
何かに引っかかっていて取れない場合は無理やり取らないようにしてください。
排水管などを傷つけてしまう恐れがあります。

ラバーカップを利用するという手段も考えられますが、基本的にラバーカップは詰まったものを押し流すために利用します。
トイレットペーパーなどの水に溶けるものが詰まった際に有効な手段です。

スマホなどの私物を落としてしまった際は利用しない方がいいです。
ラバーカップを利用してしまうと曲がりくねった排水管の中にどんどん迷い込んでいってしまうでしょう。

会社や店先など、公共機関のトイレではこういった対応は難しいかと思います。
他にトイレを利用する方もいるかもしれません。
可能な限り早くスタッフなどの管理者に相談しましょう。

また、目視で確認できず、自力では届かない場所まで物が流れてしまった場合は業者に相談するのが確実です。
水の業者に依頼する場合は、何を落としてしまったのか、水は流してしまった後なのか、現在の状況を可能な限り正確にわかりやすく伝えましょう。
それによって、今後の対応が変わってきますし、より被害を広げないように作業できます。

排水管まで流れてしまっていたら、おそらく自分で取ることはできません。
トイレの使用も異物を取り出すまでは控えた方がいいです。
水が流れず溢れ出して大きな水漏れ被害に遭う可能性があります。