水のコラム

キッチン排水管の水漏れ対処

2021年08月08日  キッチンのトラブル

キッチンの排水管からの水漏れは、放置していると大変なことになります。
気づいたら、即対応が肝心!
でも、実際のところ、どうすればいいのかわからない。

そこで今回は、対処方法について見ていきましょう。

キッチンの排水管の水漏れ、放置していると大変なことに!

朝起きて、台所に足を踏み入れると、キッチン床が湿っているような気がする…。
覚えのない床の濡れは、排水管の水漏れサインです。

例えば蛇口から水がバジャバジャあふれ出すようなひどい水漏れなら、すぐに気が付くことができますし、止水栓を閉めるなどの対応をするでしょう。

しかし、床が湿っている程度なら、気のせいかな?と、軽く考えてしまいがちです。
その考え、とっても危険ですので、絶対にやめましょう!

たとえ少量の水漏れだったとしても、放置していれば時間と共に水道代は嵩みますし、床が腐って黒カビが生える、悪臭が発生するなどとなれば、床板を剥がしてリフォームするなどの大事になってしまいます。

戸建てなら被害は自分の家だけで済みますが、賃貸アパート、マンションにお住まいの方なら、漏れた水が床下から階下へと流れ、損害賠償ものの事故になってしまうかもしれません。

そうなる前に、水漏れに気づいたら、ただちに使用を止めてシンク下の収納扉を開け、排水管のどこから水が漏れているのかを確認しましょう。

キッチン排水はどこからどこへ?

さて、どこから水が漏れているかを確認する前に「キッチンの排水ってどんな風に流れていくの?」という疑問が湧いてくると思います。
ですので、簡単に説明しておきますね。

・シンク→排水トラップ
まず、シンクの排水口を通った水は、次に排水トラップという場所を通ります。
排水トラップは、下水道からの悪臭や害虫を防ぐために設けられた部品で、キッチン以外の水回りにもあります。

・排水トラップ→排水ホース(排水管)
排水トラップを通った水は、次に排水ホースを通ります。
排水ホースは塩化ビニル(プラスチック)製のものが多く、管状のもの、じゃばら状のものなどがあります。

・排水ホース→下水管
排水ホースを通った水は、床の防臭キャップを通り、床下の下水管へと流れていきます。

水漏れしやすい場所とその原因

ここまで、キッチンの水の流れについて説明してきましたが、ではこの経路のどこで水漏れが起こるのでしょう?
実はこの経路の中で、水が漏れやすい場所があるのです。

・シンクと排水トラップのつなぎ目
シンクと排水トラップのつなぎ目には、ゴム製のパッキンがはめられています。
このパッキンが劣化により固くなって破損する、つなぎ目のナットが緩んでいるなどにより、水漏れを起こすのです。

・排水トラップと排水ホースのつなぎ目
排水トラップと排水ホースのつなぎ目も、パッキンがはめられているため、上と同じ原因で水漏れを起こすことがあります。

・排水ホース自体
つなぎ目からの水漏れほど頻度は高くありませんが、排水ホース自体が経年劣化により破損してしまうことがあります。
塩化ビニルの寿命は約10年と言われており、その他にも熱湯を流す、シンク下に収納している尖ったものが当たるなどで傷がつき、そこから水が漏れたりします。

・排水ホースと下水管のつなぎ目
つなぎ目の最後は、排水ホースと下水管のつなぎ目からの水漏れです。
ここから水が漏れるパターンは二種類、床下の排水管が詰まるなどして水が逆流してしまった場合と、排水ホースが何かの拍子に抜けてしまった場合です。

場所ごとの水漏れ対処方法

ここでは、各水漏れ箇所を自分で直す方法について説明していきます。

・シンクと排水トラップのつなぎ目の場合
まず、ナットの緩みが原因だった場合は簡単です。
レンチなどで緩みを締め直すだけなので、誰にでもできます。
水を流してみて、漏れが止まっているかを確認して下さい。

状況が変わらなければ、排水口パッキンの交換を行いましょう。
タオルやバケツで養生を行ったら、排水トラップ下のナットを緩め、排水パイプを外します。

次に、排水トラップを支えつつ、シンクから取り外したら、パッキンを交換して下さい。
あとは、ここまでと逆の手順でトラップや排水ホースを元に戻し、水を流してみて水漏れが止まったかを確認しましょう。

・排水トラップとホースのつなぎ目の場合
この場所で水漏れが起こっている場合は、トラップ下のナットを緩めて、排水ホースを外し、ゴムパッキンを新しいものに交換しましょう。
その後、排水ホースをトラップとつなげて元に戻し、水漏れが止まっていればOKです。

・排水ホース破損の場合
この場合は、排水ホースの交換になります。
バケツやタオルを用意したら、排水ホースと下水管のつなぎ目にある防臭キャップや防臭ゴムを外します。

排水ホースを引き抜いたら、バケツなどで水を受けつつ、排水トラップからホースを外し、新しいものと交換して下さい。
排水ホースの長さがもし余ってしまっても、折り曲げたりしないようにしましょう。

・排水ホースと下水管のつなぎ目の場合
排水ホースが抜けていた場合は、防臭キャップ、防臭ゴムを外して、ホースを元に戻せば対処完了です。
排水ホースのつまりの場合は、パイプクリーナーなどを使い、つまりを取り除くかホースの交換で、水漏れが改善できます。

ただし、下水管の奥深くでつまりが起こっている場合は、自分達で対処をするのが難しくなるため、修理業者にお願いして、排水管洗浄などを行ってもらいましょう。

キッチンの水漏れは、無理せず業者へ連絡することも大事です

キッチンの水漏れは、原因が分かれば自分で対処できるものも多くあります。
しかし、中には調べても原因が分からないものもあり、無理をして自力で解決しようとすると、逆に水漏れがひどくなってしまうこともあります。
そんな時は、ぜひ水のサポート愛媛にお任せを!

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えひめ水道職人 0120-492-315

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