水のコラム
台所(キッチン)に発生するコバエの発生原因と対策を種類ごとにご紹介
夏場や梅雨時期になると、キッチンのシンク回りでコバエを見かけることがあります。料理をする場所であるキッチンにコバエが飛んでいるのは大変不快なことなので、早急に対処したいところです。今回は、コバエの発生原因と予防のためにできる対策について、種類ごとにご紹介しましょう。
コバエとはそもそも何なのか?
まず、コバエと呼ばれるものの正体について、詳しくご紹介します。そもそも「コバエ」という名前のハエが存在するわけではなく、ショウジョウバエやチョウバエ、ノミバエ、キノコバエなどの小さなハエの総称としてコバエと呼んでいるのです。
コバエは日本だけでも200種類以上存在していますが、キッチンで多く見かけるのはほとんどがショウジョウバエで、次いでチョウバエ、ノミバエが多くなっています。種類によって発生原因になりやすい場所や寄ってきやすい好物が異なるため、必要な対策方法もそれぞれ考えなければなりません。
コバエは家の中で発生するだけでなく、外からも浸入してきます。身体が小さいので網戸をすり抜けて入ってきてしまうこともあるのです。そして、卵を産んで繁殖していきます。コバエは一度に数十~数百個もの卵を産むので、大量発生しやすいのはそのためです。
ショウジョウバエの発生原因と対策
ショウジョウバエは特にキッチンに発生することが多いコバエです。腐敗した果実や野菜を好むため、三角コーナーや排水溝のゴミ受けに生ゴミを放置しておくとすぐに発生してしまいます。また、卵を産んでから成虫になるまでのスピードが速いため、あっという間に大量発生してしまうのも特徴です。
対策としては、生ゴミが出たらできるだけすぐに捨てるようにし、捨てるためのゴミ箱は蓋付きのものを選ぶようにしましょう。また、生ゴミが入っていない状態であっても、三角コーナーや排水溝、ゴミ箱が汚れているとその汚れに寄ってきてしまうため、常に掃除をしてきれいな状態にしておくことをおすすめします。
また、果物や野菜を買ったまま長期間放置して腐らせてしまった場合は、すぐに捨てましょう。そのままにしておくと発生源になってしまいます。もちろん、食べ残しや飲み残しを放置しないこと、洗いものはためずにすぐ洗うことも、ショウジョウバエを予防するには効果的です。
ノミバエの発生原因と対策
ノミバエは見た目がショウジョウバエに似ていますが、決定的な違いは、腐敗していない食べ物にも寄ってくるところです。もし、ノミバエが卵を産み付けた食べ物を人間が食べてしまった場合、下痢や腹痛などの健康被害を引き起こす可能性があります。
また、動物の糞も発生源になるため、ペットを飼っている家は特に気をつけなければなりません。腐敗しやすい食べ物や飲み物は長時間放置しないこと、ペットのトイレはこまめに掃除をし、糞は蓋付きのゴミ箱に捨てるようにすることが大切です。
チョウバエの発生原因と対策
チョウバエは非常に繁殖力が強く、一度に200個以上の卵を産みます。そのため、見かけたらすぐに対処しなければ、あっという間に大量発生してしまうのです。発生源は主に排水管で、排水管内が汚れていたり雑菌が繁殖していたりするとすぐに寄ってきます。また、シンク下や流し台ドレン内など、湿っていて汚れている場所に卵を産むことが多いです。
対策としては、排水管内に熱いお湯を注ぐか、氷を大量に置いてみましょう。チョウバエは極端に熱い場所や寒い場所では生きられないため、死滅させられます。ただし、塩ビ素材の排水管だと熱湯によって変形してしまう恐れがあるため、60℃以上のお湯は使わないようにしてください。さらに、排水管は最低でも週に1回のペースで掃除しましょう。
コバエの駆除方法を紹介
コバエが発生しないように対策をすることも大切ですが、すでに発生してしまっている場合は駆除しなければなりません。市販のコバエ取りを使う方法もありますが、家にあるものでトラップを仕掛けることも可能です。
例えば、容器にめんつゆと水を入れ、そこに中性洗剤を数滴垂らしたものをシンク回りに置いておきましょう。臭いに引き寄せられたコバエが中性洗剤の力で逃げられなくなり、窒息死します。めんつゆの代わりに酢やアルコールを使っても効果が期待できるため、いろいろ試してみるとよいでしょう。
また、コバエはアロマの臭いを嫌う性質があるため、網戸にアロマスプレーを吹きかけて侵入を防いだり、シンク回りでアロマを焚いてみたりするのもおすすめです。
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