洗面所が水漏れする4つの原因と自分でできる対処法

水のコラム

2021年02月24日洗面所のトラブル

チェックする4箇所とDIYでできる修理方法

洗面所の床や下の収納スペースがある日突然水浸しになっていると、慌ててしまいますよね。
まずはどの場所から水漏れしているのかを知れば落ち着いて対応ができ、水漏れ箇所によっては自分で簡単に修理が可能です。
水漏れは「蛇口本体」「給水管」「排水パイプ」「排水管」の4つが主な原因となっています。
チェックする箇所と対処法について見ていきましょう。

・蛇口からの水漏れと対処法
蛇口やハンドシャワーから水漏れをしている場合は、ナットの緩みと部品の劣化が主な原因です。
蛇口のナットが緩んでいれば水漏れをするため、まずはナットを締めてみましょう。

ナットを締めても水漏れが続く場合は、パッキンの劣化が考えられます。パッキンは部品のつなぎ目にあるゴムのことで、10〜15年程度で劣化すると言われています。
劣化により部品に隙間ができてしまい、水漏れの原因になるのです。パッキンが劣化をしているようなら、新しいパッキンに交換をしてください。パッキンはホームセンターなどで購入ができます。

またシングルレバー混合水栓の場合は、内部のバルブカートリッジを交換してみましょう。内部の部品ではなく、そもそも蛇口やハンドシャワーの蛇腹が破損している場合は、蛇口本体を取り替える必要があります。
自分で交換することも可能ですが、水道修理業者に依頼したほうがよいでしょう。

・給水管からの水漏れと対処法
下の収納スペースにある給水管からの水漏れは、ナットの緩みやパッキンの劣化が原因であることがほとんどです。
まずはナットを締めてみましょう。
それでも水漏れをする場合は、パッキンの劣化が考えられるため交換が必要です。
止水栓からも水漏れをしている場合も、給水管と同じくナットの緩みやパッキンが劣化していることが多いため、同様の対処を行ってみましょう。

・排水パイプからの水漏れと対処法
S字になっている「トラップ」と言われる排水パイプが水漏れしていたら、ナットの緩みかパイプの劣化が原因かもしれません。
ナットを締めたり、パッキンを交換したりすることで対処できます。
しかしそれ以外にも、排水パイプのつまりが原因になっている場合があります。
髪の毛やゴミによりつまっていることが多いので、市販のパイプクリーナーを使用してつまりを解消してください。
アクセサリーやおもちゃといった固形物が誤って流れ、つまっていることも考えられます。
止水栓で水を止め、排水パイプを分解して固形物を取り除いてください。
分解が難しいと感じたら、専門の業者に依頼してみましょう。
また排水ホースが床下に差し込まれているタイプは、排水ホースが外れ水漏れになっていることがあります。
排水ホースが外れていたら、塩ビ管に戻しましょう。

・床下の排水管の水漏れは専門業者へ
床がじわりと濡れているような水漏れは、床下の排水管や下水管が原因の場合があります。
床下は目で見えない場所にあり、自分で対処が難しいため、専門の業者に頼んだほうがよいでしょう。

洗面所以外に水漏れの原因があるかも

下の収納スペースや洗面所周辺を確認しても、水漏れが確認できなかった場合、他に原因があるかもしれません。
洗面所に洗濯機が置いてある場合は、洗濯機の排水のつまりによる水漏れが考えられます。
また除湿機などがあれば、家電からの水漏れがしていないか確認してください。
その他にも、マンションなどの集合住宅では上階からの水漏れしている可能性もあります。
賃貸物件であれば管理会社や大家さんへ連絡をしますが、分譲マンションであれば直接声かけをしてみましょう。

自己融着テープで応急処置

水漏れのほとんどは、ナットの緩みや内部パッキンを交換することで解決できます。
しかし水漏れは突然起こるもの。
道具が家になかったり、深夜や早朝でホームセンターが開いてなかったりしますよね。
そんな時は応急処置として自己融着テープがおすすめです。
ホームセンターやインターネットで簡単に購入できますので、もしもの場合に備えておくとよいでしょう。