水のコラム

雹はなぜ降るのか?ご自宅の水まわり設備を守るための事前対策【水道職人:公式】

2026年07月31日 (更新日:2026年07月31日)   水まわりのトラブル


春や秋の大気の状態が不安定な時期に、突然空から氷の塊である雹が降ってきて、驚いた経験はないでしょうか。
 
雹は、発達した積乱雲の中で氷の粒が成長し、地上へ落下する現象です。
 
今回は、雹がなぜ降るのかという仕組みと、降雹(こうひょう)によってご自宅の屋外設備にどのような影響があるのか、そして被害のリスクを抑えるための具体的な対策を解説いたします。
 

雹が空から降ってくる科学的な仕組み


大きな氷の塊が夏にも降るのは、積乱雲の中に氷の粒が成長する環境があるためです。
 
ここでは、雹が発生する仕組みと、発生しやすい季節を見ていきましょう。
 
 

積乱雲と強い上昇気流による氷の粒の成長

雹は、発達した積乱雲の中で作られる氷の粒です。
 
積乱雲内の強い上昇気流によって、小さな氷の粒はすぐに落下せず、周囲の水滴や氷の粒が付着しながら成長します。
やがて上昇気流が支えきれない重さになると、地上へ落下するのです。
 

雹と霰の違いと発生しやすい季節

氷の粒が降る現象には霰(あられ)もありますが、雹とは粒の大きさで区別されます。
それぞれの違いは次の通りです。
 

名称 特徴 大きさの定義 発生しやすい季節
積乱雲から降る氷の粒 直径5ミリメートル以上 主に春や秋
雲から降る白色不透明・半透明または透明な氷の粒 直径5ミリメートル未満 主に寒い時期

 

降雹がご自宅の屋外設備に与える影響


直径5ミリメートル以上の氷の塊が勢いよく降ると、住宅の屋外設備に物理的なダメージを与えることがあります。
 
ここでは、水まわりに関連する被害の可能性を確認しましょう。
 

給水管や給湯器まわりの損傷

屋外に露出している給水管や給湯器の接続配管に大きな雹が当たると、配管を覆う保温材や給湯器の外装が損傷する可能性があります。
 
保温材が破れたり剥がれたりすると、凍結対策の効果が低下するため、天候の回復後に状態を確認してください。
 
配管から水が漏れている場合は、無理に補修せず、止水栓または元栓を閉めて水道修理業者へ相談しましょう。
 

雨どいや排水口の詰まり

雹をもたらす積乱雲は、雷や急な強い雨、突風を伴うことがあります。
 
落ち葉やゴミがベランダの排水口や雨どいに集まると、詰まりトラブルが起こり、水があふれる恐れもあるでしょう。
 
降雹後は、雹や雷がおさまり、安全が確保できてから設備の状態を確認してください。
 
関連記事:【2026年最新版】「愛媛県は暖かい」が一番危険?エリア別の水道管凍結対策ガイド
 

突然の雹に備えるための屋外設備の事前確認


天候が悪化する前に、日頃から屋外設備の状態を確認し、劣化した箇所を補修しておくことが大切です。
ここでは、屋外の配管を確認する手順を紹介いたします。
 

配管の保温材を点検して補修する手順

屋外の配管を覆う保温材は、紫外線や雨風の影響で劣化するため、定期的に状態を確認しましょう。
 
ただし、保温材は凍結対策に使用するものであり、雹の衝撃を防ぐものではありません
 
補修作業は、雹や雷が発生する前の安全な時間帯に行ってください。
 

  1. 屋外に設置されている配管の保温材に破れや剥がれがないか目視で確認する
  2. 劣化が見られる場合は古い保温材とテープを外し、配管の汚れや水分を拭き取る
  3. 新しい市販の保温材を配管の長さに合わせてカットし、隙間ができないように被せる
  4. 耐候性(たいこうせい)のある保温材用テープで固定する
  5. 給湯器本体や給排気口、止水栓などを覆っていないか確認する

 

ベランダや屋外の排水経路を清掃する習慣

降雹時にベランダや庭へ水がたまるのを防ぐため、日頃から排水経路を清掃しておくことがおすすめです。
 
排水口のまわりに落ち葉やゴミがたまっている場合は、天候が安定しているときに取り除きましょう
 

雹や屋外設備に関するQ&A


雹が降った際の対応や屋外設備のトラブルについて、よくある疑問にお答えします。
 
 

Q1.雹が降っている最中に屋外の配管を見に行ってもよいですか?

非常に危険なため、雹が降っている間は絶対に屋外へ出ないでください。
 
氷の塊が体に当たると大けがをする恐れがあるため、屋内で待機しましょう。
 
配管や設備の状態は、雹や雷がおさまってから確認しましょう。
 

Q2.雹によって配管の保温材が破れた場合はどうすればよいですか?

保温材が破れたままだと、配管が外気の影響を受けやすくなり、凍結対策の効果が低下します。
ご自身で補修する場合は、配管用の保温材とテープを使用してください。
 
ただし、給湯器本体や給排気口、止水栓などを覆わないよう注意し、作業が難しい場合は水道修理業者へ相談しましょう。
 

Q3.給水管から水漏れしているのを発見した際の応急処置を教えてください

まずは漏水箇所に対応する止水栓を閉め、場所が分からない場合はご自宅の水道の元栓を閉めてください。
水道の元栓を閉めるとご自宅全体で水を使用できなくなるため、同居人やご家族が在宅の場合は、水道の元栓を閉めたことを共有しましょう。
 
また、周囲の電気設備には濡れた手で触れず、水道修理業者へ早めに相談してください。
 

天候の急変に負けない安心できる住環境を保つために


雹は発達した積乱雲の中で氷の粒が成長し、地上へ落下する現象です。
大きな雹によって屋外設備が損傷することもあるため、雹がおさまったあとは設備の状態を確認しておきましょう。
 
私たち「えひめ水道職人」は、屋外の配管の破損や水漏れ、排水口の詰まりなど、水まわりのトラブルに関するご相談を承っております。
降雹後に配管の破損を見つけた場合や、屋外設備の劣化が気になる場合は、お気軽にご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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