水のコラム

トイレのつまりの対処法と本当に直ったか確認する方法

2025年07月31日  トイレのトラブル

トイレのつまりは突然発生する厄介なトラブルです。慌てて水を流すと汚水があふれる危険があるため、正しい対処法と確実な確認方法を知っておくと被害を最小限に抑えられます。原因の特定から自分でできる解消法、本当に直ったかを見極めるポイントまで解説します。

トイレがつまる原因と前兆を知っておこう

トイレのつまりには必ず原因があり、多くの場合は前兆も見られます。水の流れが悪い、ゴボゴボと異音がするなどの段階で対処すれば、完全につまる前に解決できる可能性が高いです。

異物や大量のペーパーによるつまり

トイレつまりの原因として最も多いのが、本来流してはいけないものを誤って流してしまうケースです。おむつや生理用品は水分を吸収すると膨張する性質があるため、便器内で大きくなって水の通り道を塞いでしまいます。

子どものおもちゃやスマートフォンなどの固形物も要注意です。ポケットに入れたまま用を足して、うっかり落としてしまうという事故が意外と多く発生しています。これらの異物が排水口付近に引っかかると、そこにトイレットペーパーや汚物が絡まって大きな塊となり、完全につまってしまうのです。

また、トイレットペーパーがいくら水に溶けるとはいえ、一度に大量に流すとつまりの原因になります。特に最近の柔らかく厚手のペーパーは水に溶けにくい傾向があるため、使用量には注意が必要です。

水圧不足が引き起こすつまり

節水意識の高まりから、常に「小」レバーで水を流している方も多いのではないでしょうか。しかし、排泄物がある場合に「小」で流すと、水量が不足して完全に流れきらないことがあります。

タンク内にペットボトルを入れて節水している場合も同様です。トイレは適正な水量で流すことを前提に設計されているため、水量を減らすと流す力が弱まり、排泄物やペーパーが排水管の途中で停滞してしまいます。

特に注意が必要なのは、節水型トイレやタンクレストイレです。これらは従来型と比べて使用水量が少ないため、もともと流す力圧が従来のトイレよりも弱い傾向があります。2階以上の高さや高台にある住宅では、さらに水圧が低下しやすく、つまりのリスクが高まります。

排水管の劣化や設備の故障

トイレ本体に問題がなくても、排水管側の問題でつまりが発生することも少なくありません。長年の使用により配管内に尿石が蓄積したり、排水管の勾配が変わったりすることで、水の流れが悪くなるケースです。

タンク内の部品も10年程度で劣化し始めます。フロートバルブやボールタップなどの部品が正常に作動しなくなると、必要な水量が確保できず、結果的につまりやすくなってしまいます。

また、屋外の排水枡に問題がある場合もあります。キッチンから流れてきた油汚れが冷えて固まったり、庭の木の根が侵入したりすることで、排水全体の流れが悪くなることがあるのです。

トイレつまりで起こる深刻なトラブル

トイレのつまりを放置したり不適切な対処を続けたりすると、想像以上に深刻な事態を招きます。単に不便なだけでなく、衛生面や経済的な被害にもつながるため、早急かつ適切な対処が必要です。

汚水があふれて床が水浸しに

つまった状態で水を流すと、行き場を失った汚水が便器からあふれ出します。特に、つまりが解消されていないのに何度もレバーを回してしまうと、タンクから大量の水が供給され続け、あっという間に床が水浸しになってしまいます。

汚水には雑菌が含まれているため、床材に染み込むと不衛生なだけでなく、腐食や変色の原因にもなりかねません。フローリングの場合は反りや浮きが起きたり、継ぎ目から下の階に水が浸透したりする可能性もあります。

清掃にも多大な労力がかかり、場合によっては床材の張り替えが必要になることもあるため、経済的な損失も無視できません。

悪臭の発生と衛生面の問題

つまりによって汚水が便器内に長時間滞留すると、強烈な悪臭が発生します。特に夏場は温度が高いため、雑菌の繁殖が活発になり、臭いがより強くなる傾向があります。

悪臭は単に不快なだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。アンモニアや硫化水素などの有害物質が発生することもあり、長時間吸い込むと頭痛や吐き気の原因になることもあるでしょう。

また、つまりが原因で便器内の水位が低下すると、下水管からの臭いが直接室内に入ってくることもあります。トイレだけでなく家全体に悪臭が広がってしまうと、不快感から日常生活に支障が出るかもしれません。

集合住宅での階下への水漏れ

マンションやアパートなどの集合住宅では、トイレのつまりによる被害がさらに深刻になる可能性があります。汚水があふれて床に浸透すると、階下の天井から水漏れが発生することがあるのです。

階下への水漏れは、自分の部屋だけでなく他人の財産にも被害を与えることになります。家具や家電製品が濡れて使用不能になったり、天井や壁紙の張り替えが必要になったりすると、多額の損害賠償を請求されるかもしれません。

また、水漏れによる近隣トラブルは、その後の生活にも大きな影響を与えます。早期の適切な対処が、こうした二次被害を防ぐ最良の方法です。

自分でできるトイレつまりの解消方法

軽度のトイレつまりなら専門業者を呼ばずに自分で解消できることがあります。作業前には必ず止水栓を閉め、ゴム手袋を着用し、床を養生してから始めましょう。

食器用洗剤とぬるま湯で溶かす方法

家庭にある食器用洗剤を使った方法は、手軽に試せる対処法です。洗剤に含まれる界面活性剤が汚物を分解し、ぬるま湯の熱で溶けやすくする効果があります。

まず、便器内の水をできる限り汲み出します。そこに食器用洗剤を約100ml(コップ1杯程度)注ぎ入れ、その上から40~50度のぬるま湯をゆっくりと注ぎます。決して熱湯は使用しないでください。陶器製の便器にひびが入ったり、配管が変形したりする恐れがあります。

30分ほど放置した後、水位が下がっていればつまりが緩和された証拠です。再度ぬるま湯を注いでから、レバーで水を流してみましょう。スムーズに流れれば成功です。

ラバーカップ(スッポン)の正しい使い方

ラバーカップは昔から使われている定番の道具で、最も確実性の高い方法といえます。ただし、トイレの形状に合ったものを選ぶことが重要です。洋式トイレには先端がすぼんだ形状のもの、和式トイレには半球型のものを使用します。

使用時は、カップ部分が水に浸かる程度に水位を調整します。排水口にカップを密着させ、ゆっくりと押し込んで真空状態を作ったら、勢いよく引き抜いてください。この「ゆっくり押して強く引く」動作を繰り返すことで、つまりの原因を動かして流れやすくします。

作業中に汚物の塊が浮き上がってきた場合は、再びつまる原因になる可能性があるためそのまま流さずに取り除いてください。何度か繰り返して水の流れが改善したら、最後に水を流して確認します。

重曹とお酢を使った安全な対処法

環境にやさしい方法として、重曹とお酢(またはクエン酸)を使った対処法がおすすめです。化学反応による発泡作用で、つまりの原因を分解する効果が期待できます。

止水栓を閉めて便器内の水を減らした後、重曹をカップ1杯分(約200ml)排水口に直接振りかけます。その上からお酢をカップ2杯分(約400ml)注ぎ入れ、シュワシュワと泡が発生したら30分から1時間ほど放置し、最後にぬるま湯を注いで洗い流しましょう。

お酢の臭いが気になる場合は、ドラッグストアで購入できるクエン酸で代用可能です。この方法は軽度のつまりには効果的ですが、固形物が原因の場合は効果が期待できません。

ワイヤーブラシで奥のつまりを解消

ワイヤーブラシ(ワイヤー式パイプクリーナー)は、配管の奥でつまっている場合に有効な道具です。3~5メートルの長さのワイヤーの先端にブラシが付いており、回転させながらつまったものを物理的に削り取ります。

排水口からワイヤーをゆっくりと差し込み、抵抗を感じたらハンドルを回してブラシで削りましょう。無理に押し込まず、少しずつ進めることが大切です。つまりが緩和されたらワイヤーを引き抜き、水を流して確認してください。

ただし、素人が扱うと異物をさらに奥に押し込んでしまう危険性もあります。特に固形物が原因の場合は、無理に使用せず専門業者に依頼することを検討しましょう。

トイレのつまりがったか確認するポイント

つまり解消作業を行った後は、本当に改善されたか確実に確認することが重要です。不完全な状態で使用を再開すると、再びつまって被害が拡大する恐れがあります。

便器の水位の変化をチェックする方法

つまりが発生すると、通常より便器内の水位が高くなることが多いです。解消作業後は、この水位が正常な高さに戻っているかを確認します。

ただし、水位の微妙な変化は目視だけでは判断しづらいものです。可能であれば、つまり発生時の水位を写真に撮っておき、作業後と比較すると確実です。明らかに水位が下がっていれば、つまりが改善された可能性が高いといえます。

水位確認の際は、しばらく時間をおいてから再度チェックすることも大切です。一時的に水位が下がっても、時間経過とともに再び上昇する場合は、完全には解消されていない証拠です。

トイレットペーパーテストで確実に確認

水だけを流して問題なく見えても、実際に使用すると再びつまることがあります。そこで有効なのが、トイレットペーパーを使ったテストです。

小さく丸めたトイレットペーパーを数個便器に入れ、普段どおりに水を流します。このテストを2回繰り返して、いずれもスムーズに流れれば、つまりは解消されたと判断してかまいません。

テストの際は、実際の使用状況に近い量のペーパーを使うことがポイントです。少量では問題なくても、通常の使用量では再びつまる可能性があるためです。

水を流すときの音や流れ方の観察

つまりが完全に解消されていない場合、水を流すときに異音がすることがあります。「ゴボゴボ」という音や、水が渦を巻きながらゆっくりと流れる様子は、まだ配管内に障害物が残っている可能性が高いです。

正常な状態では、水は勢いよくスムーズに流れ、最後に「スーッ」という音とともに排水されます。この音と流れ方を基準に、改善度合いを判断してください。

また、便器内の水の動きにも注目しましょう。水位が一度上昇してからゆっくりと下がる場合は、配管の通りが悪い証拠です。このような症状が見られる場合は、追加の対処が必要かもしれません。

愛媛県内でつまり解消グッズが買えるホームセンター

トイレつまりの解消に必要な道具は、ホームセンターで購入できます。愛媛県内には品揃え豊富な大型店舗があり、緊急時にも対応可能です。

DCM美沢店

住所:愛媛県松山市美沢1丁目9-33

営業時間:8:00~20:00(年中無休)

松山市内でも有数の大型店舗で、トイレ用品から工具まで幅広い品揃えが特徴です。広い駐車場があり、車でのアクセスも便利です。

コーナン三津浜店

住所:愛媛県松山市大可賀3丁目670-11

営業時間:8:00~20:00

プロ向け専門館も併設されており、本格的な工具類も充実しています。一般家庭用から業務用まで、幅広いニーズに対応可能です。

DCM新居浜店

住所:愛媛県新居浜市瀬戸町甲4101

営業時間:8:00~20:00

地元で長年愛されている店舗で、スタッフの商品知識も豊富です。初めて道具を購入する方でも、適切なアドバイスが受けられます。

自力で解決できないときはプロに相談

どんなに頑張っても改善しない場合や、明らかに自分では対処できない状況では、無理をせず専門業者に依頼することが賢明です。適切なタイミングでの判断が被害の拡大を防ぎます。

業者に依頼すべきタイミング

自分で対処を試みて2時間以上経過しても改善が見られない場合は、業者への依頼を検討すべきタイミングです。また、何度も同じ場所でつまりが発生する場合は、根本的な問題がある可能性が高いため、専門的な診断を仰ぎましょう。

水位が異常に高く、今にもあふれそうな状況や、汚水が逆流してくるような深刻な状態では、すぐに業者を呼ぶべきです。素人判断で対処を続けると、かえって状況を悪化させる恐れがあります。

また、原因がはっきりしない場合も、プロの診断を受けるのがおすすめです。専門業者なら、カメラを使った配管内の調査など、原因を特定するための設備と技術を持っています。

水に溶けない異物が原因の場合

スマートフォンやおもちゃ、アクセサリーなどの固形物を落としてしまった場合は、自力での対処は困難です。これらは水に溶けることがないため、物理的に取り出す必要があります。

手の届く範囲にある場合は取り出せる可能性もありますが、奥に入り込んでしまった場合は便器の脱着が必要になることが多いです。便器の取り外しは専門的な技術が必要で、不適切な作業は便器の破損や水漏れの原因になるため、自分で対応するのは避けましょう。

また、おむつや生理用品など、水を吸って膨張するものが原因の場合も、早急に専門業者に依頼すべきです。時間が経つほど取り出しが困難になるため、迅速な対応が求められます。

配管の奥でつまっている場合

便器から離れた配管の奥でつまりが発生している場合、家庭用の道具では対処できません。このような状況では、高圧洗浄機などの専門機材が必要です。

配管の奥でのつまりは、長年の汚れの蓄積や配管の劣化が原因であることが多く、一時的な対処では根本的な解決になりません。専門業者による徹底的な洗浄や、場合によっては配管の交換が必要でしょう。

また、屋外の排水枡に問題がある場合も、個人での対処は困難です。排水枡の清掃や修理には専門的な知識と技術が必要であり、誤った対処は排水システム全体に影響を与える可能性があります。

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