水のコラム

水道管の交換時期はいつ?水道業者の選び方についても紹介!

2023年09月05日  水回り

水道管には寿命があります。交換時期を過ぎてもそのままにしておくと、様々なトラブルが発生する恐れがあり、危険です。

今回の記事では、水道管の交換時期についてと、合わせて交換の際の個人でのやり方と水道業者に依頼する場合の選び方について解説していきます。

水道管を交換する目安の時期

水道管には3つの素材があります。1つは樹脂管、そして次に硬質塩化ビニルライニング鋼管、最後に水道用亜鉛メッキ鋼管です。

・樹脂管:比較的新しい素材で、耐用年数は約30年と長く、価格は高めですがメンテナンスがしやすいです。

・硬質塩化ビニルライニング鋼管:菅の内部が樹脂になっていて劣化しづらく、耐用年数は20~25年程です。しかし、サビや腐食が発生しやすいというデメリットもあります。

・水道用亜鉛メッキ鋼管:サビやすくトラブル等も起こりやすいものです。耐用年数は15~20年で短いと言えるでしょう。現在はこの素材は使用を禁止されている為、新しく設置することはできません。

また、使用している環境で耐用年数は変わってくることがあります。上記の年数を参考に、耐用年数が切れる前の確認をおすすめします。

水道管の状態で判断する

水道管自体が劣化してくると不具合が発生し、様々な症状が見られます。

水漏れしている
どこかの部位に穴や亀裂、または接続部分の緩みが原因と考えられます。確認する場合は蛇口を閉め、水道メーターを見ます。その際に水道メーターが回る場合は、水漏れの可能性が高いと言えます。

水の異臭、濁りで判断する
赤い色の水が出てくる、または異臭がする等の原因は水道管にサビが溜まることで起きます。水道管が劣化することでサビが起こりやすくなる為、注意する必要があります。また、上記2点のような症状は水道管が老朽化し、その原因の多くはサビか水漏れです。

水道管の耐用年数で確認する

前文でもお話しましたが、耐用年数は素材によって異なります。ここでは、水道管の種類に分けて解説していきます。

給水管
・水道管用亜鉛めっき鋼管:施工後約10~15年
・水道用硬質塩ビライニング鋼管:施工後約20~40年
・ステンレス鋼管:施工後約40年以上

上水菅
・ポリエチレン管:施工後約40年
・硬質塩化ビニール:施工後約40年
・鉄管:施工後約40年

下水管
・ヒューム管:施工後約40年
・硬質塩化ビニール:施工後約40年

水道管の改修はどうする?

水道管の改修には、水道管の交換と水道管をクリーニングするという2つの方法があります。2つの改修方法のどちらが自分の水道管に適合しているのか確認する為にも、この2つの方法を解説していきます。

自分が対応できるかを確認する
水道管を改修する際に、自分で対応出来るのかどうかを知ることが大切です。分水栓から蛇口までを給水装置と言います。このメーターを除いたところの給水装置は個人の所有物である為、メーターから自宅側の維持管理は自分で行わなければなりません。

また、メーターから道路側については水道局の管轄である為、不具合等が起きた場合は水道局に連絡をしましょう。

交換する
古い亜鉛メッキの水道管は、早めの交換が良いとされています。健康被害の恐れがある為、現在では使用を禁止されているものです。

現在の水道管は腐食やサビが発生しにくい素材となっています。自分で交換を行うことで不具合の症状が悪化することも考えられますので、業者への依頼をおすすめします。

また、実際のところ専門の資格、技術が無い人が行なっても問題のない水道に関する作業は、蛇口の交換と蛇口周辺のパッキンの交換等のみです。水道法により、無資格者が破損や老朽化した水道管の交換は禁じられているので、注意してください。

クリーニングする
排水管のサビを取り除き、内側をコーティングします。蓄積したサビを取り除くことで水通りが良くなり、水質改善にも繋がります。さらに、この方法はサビが発生しにくくなり劣化を抑えることができます。

しかし、サビを取り除くこの方法も自分で行うことは難しいものになります。クリーニングを行う際は業者に依頼することをおすすめします。

水道管の寿命が過ぎた状態で使い続けるとどうなる?

劣化によって水道管にサビが溜まってしまうと、赤や白く濁った水が出てくる、臭いや味等の水質に異常が出てきます。

また、寿命が過ぎた状態で使用し続けると、水道管の破裂という大きな水道のトラブルに発展してしまいます。そうならない為にも、早めの交換が大切です。

自分で解決できないときは水道業者に依頼する

交換やクリーニングのどちらの対処か分からない場合は、業者に依頼し点検してもらうといいでしょう。

水道管の新設、引き直し、撤去等の水道工事は、専門の資格を持っていることが必須となります。その為、トラブルが起きた際は業者へ依頼しましょう。

業者に依頼したときの相場
・室内配管工事:約3,000~500,000円
※メーターから蛇口までの水道管の改修工事です。
・むき出しの配管、水漏れ箇所のみの交換:約3,000~100,000円
・水道管が壁、地中に埋まっている交換:50,000~350,000円

工事の規模やどこの箇所の工事かにより工事費用が異なります。地域によっても変わってくることもある為、参考程度にすることをおすすめします。

水道業者の選び方

業者選びで失敗しないためにも、3つのポイントについて解説していきます。

実績を確認する
前文にも書きましたが、各自治体には指定給水装置工事事業者がいます。これは水道局のホームページを見ることで確認することができます。

水道局は公共の機関のため水道局指定工事店は指定の免許を所持していることで信頼できるポイントとなるでしょう。

しかし、悪徳な業者が中にはいることが増えてきている為、あくまで最低の基準として考えることが大切です。

費用は相場くらいか確認する
費用が相場と大きく異なっていないかどうか確認しましょう。違いが大きいことで、アフターフォローが良くないなど業務自体の質が悪いことがあります。

費用が高すぎると、無駄な出費が出てしまうことにもなってしまいます。地域によっても相場は異なってくる為、業者が実際見てみないと分からないこともありますので、見積もりを複数の会社に出してもらうことをおすすめします。

口コミや評判を確認する
インターネット上には、様々な口コミのサイトやレビューを載せているサイトがあります。しかし、中には正しくない内容も混在していることも少なくありません。内容をよく読み判断することが大切です。

また、身近に水道業者に依頼をしたことがある人に評判を聞くこともいいでしょう。インターネット上も、実際に聞く評判もあくまで参考程度にしましょう。

まとめ

家庭には欠かすことの出来ない水を提供し、大切な役割のある水道管には耐用年数や素材によって異なり寿命があります。

水道管を自分で交換やクリーニングするのは簡単ではありません。プロの業者に依頼して安全に対処することが必要です。

また、業者を選ぶ際のポイントも解説しましたが、まずは複数の会社に見積もりを依頼して費用を確認することが大切です。

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