水のコラム

お風呂のカビの種類や対処方法を解説!

2022年10月17日  お風呂

お風呂のカビ対策、何かしていることはありますか?きちんと掃除していても、どうしてもカビが生えてしまう…そんな場合はポイントをおさえたカビ対策をしてみましょう。

今までとは違う、ちょっとしたことをするだけで、カビの予防に大きな効果が期待できます。そんなカビの予防法を解説していますので、ぜひ実践してみてください。

「少しでもカビの掃除から解放されたい!」切実な願いですよね。できることから始めてみましょう。

お風呂のカビの種類と原因

キレイにしているつもりでも、気づくと発生している浴室のカビ。見るたびにがっかり、頭を悩ませている人も多いことでしょう。

浴室で見かけるのは、主に黒カビと赤カビの2種類です。種類の違いと原因について確認していきましょう。

黒カビ
タイルの目地やドアのゴムパッキン、浴室道具などに多く見られる黒ずんだ汚れのようなもの、この正体は「クラドスポリウム」と呼ばれるニオイのあるカビ菌です。これがいわゆる黒カビです。

黒カビは、主に飛び散ったシャンプーや石鹸カスなどを栄養としながら繁殖していき、根が深く、増えるとなかなか落ちない頑固さが特徴です。

また、吸い込むことで喘息やアレルギー症状、肌荒れなどの健康被害をもたらすため、一刻も早く落とすことが最善と言えます。

赤カビ
床やシャンプーボトルなどの底に多く見られる、赤やピンク色のヌメリは「ロドトルラ」と呼ばれる、無臭の酵母菌です。赤カビとも呼ばれますが正確にはカビではありません。

特徴としては、繁殖スピードの速さがあげられます。空気中の「ロドトルラ」が水分に触れると、あっという間に広がりピンク色へと変化します。

黒カビのように健康に害を与える心配はありませんが、どんどん広がっていくので、すぐに対処するようにしましょう。

青カビ
上記の2種類ほど見かけることはありませんが、青カビと呼ばれる種類もあります。浴室の壁や床に見かけられ、いわゆるカビの臭いを発します。

カビが発生する原因
カビが発生する条件としてあげられるのが・温度・湿度・汚れの3つです。お風呂を使うときは、40度前後のお湯を使うことが多いかと思います。それによってお風呂の温度も高くなっていきます。カビの発生する温度は25度~30度と言われているので、まさにカビにとって最適な温度です。

また、お風呂は湿度が高いことは言うまでもありません。浴槽にお湯が張られたままであったり、お湯を使った後の温かい空気が滞留していたりするため、カビは生えやすくなってしまいます。

それに加え、お風呂は汚れを落とす場所でもあるので、皮脂汚れや髪の毛、石鹸カスといったカビの栄養となるものが豊富にあります。汚れが残っていると、カビがどんどん摂取してしまうのです。

お風呂はまさにカビにとって好条件がそろった、最適な環境と言えます。

黒カビの取り方

頑固な黒カビは、根を深く張っているため、こすっただけでは簡単に取ることはできません。黒カビを取るには、強力な除菌効果もある塩素系漂白剤が適しています。

ただし強い刺激臭を伴うため、使用する際はゴム手袋、マスク、メガネなどを着用して、記載の注意事項を必ず守って使用してください。

特に、酸性の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生し、大変危険です。取り扱いには注意し、換気を十分にすることも忘れないようにしましょう。

黒カビを落とす手順は次のとおりです。1か月に1度は徹底的に黒カビを落とすように心がけたいですね。

・水気を拭き取る

漂白剤が薄まるのを防ぐために、黒カビの箇所を含む回りの水気をしっかりと拭き取ります。

・塩素系漂白剤を黒カビに吹き付け、放置する

壁や天井など、漂白剤が流れやすい場所にはジェルタイプの塩素系漂白剤がおすすめです。場所によってスプレータイプと使い分けましょう。

黒カビにしっかりと漂白剤を密着させることがポイントです。上手く密着させられないときは、キッチンペーパーなどでパックするように黒カビを覆うと落としやすくなります。放置時間は10分程度が目安ですが、黒カビがひどい部分は長めに放置すると良いでしょう。ただしゴムパッキンなどは傷みやすいので、素材によって時間を調節するようにしてください。

・シャワーでしっかり洗い流す

最後は、こすらずにシャワーで洗い流します。こすると細かい傷がついてしまい、カビが生えやすくなってしまうので注意しましょう。

赤カビの取り方

落としやすい赤カビは、浴室用洗剤とブラシで比較的簡単に落とせます。また赤カビは酸性なのでアルカリ性の重曹を使っても効果的です。

週に1回程度、次の手順で掃除しましょう。

・シャワーで赤カビの箇所を軽く濡らす
・浴室用洗剤を赤カビに吹き付け、ブラシでこする

重曹を使用する場合は、粉末のまま振りかけて使用します。汚れがひどい場合は、洗剤を吹き付けてから少し時間を置くと、落としやすくなります。

その後、ブラシやスポンジでこすり洗いをします。強くこすり過ぎないように注意しましょう。

・シャワーでしっかり洗い流す
シャワーで洗い流した後は、湿気が残らないように乾燥させましょう。

お風呂カビの予防方法

「繰り返し発生するカビを何とかしたい!」と、ひどくなる前に何とか対処しても、すぐにまた発生しては、頭をかかえてしまいます。できる限りの予防して、カビを繁殖させないようにすることが大切です。

カビの繁殖を防ぐには、いくつかのポイントがあります。ちょっとした工夫を日頃の習慣にして、カビの生えにくい環境を手に入れましょう。嫌なカビ取り掃除の負担もぐんと軽減されるはずです。

換気を徹底する
カビの好む湿気を抑えることは予防に繋がります。できれば浴室の換気扇は24時間つけっぱなしにしておくことが、効果的な使い方です。

また、浴室暖房乾燥機が設置されていれば、活用することもおすすめです。除湿機能を利用すれば、お風呂をしっかり乾燥できるでしょう。

徹底した換気で浴室を乾燥させることは、カビ予防にとても効果があります。

50℃以上のシャワーをかける
カビは50℃以上のお湯で死滅すると言われています。お風呂掃除が終わったら、仕上げに50℃以上のシャワーを5秒以上かけて、洗い流しましょう。

水分を取る
湿気の元となる水分もできる限り取り除きましょう。浴室を使い終わった後に、スクイージーや吸水スポンジを使って水分を拭き取る習慣をつけると、予防効果が期待できます。

カビの栄養を残さない

お風呂に残った皮脂汚れや石鹸カスは、カビの栄養となり繁殖を促します。お風呂を使い終わったら、お湯のシャワーを浴室全体に十分かけて、飛び散った汚れを洗い流しましょう。

防カビくん煙剤を使う

カビの原因菌を除去するために、防カビくん煙剤を使うと浴室全体を除菌できます。除菌成分を含んだ煙で目に見えない原因菌も効率よく対処できるので、利用してみると良いでしょう。

まとめ

お風呂のカビには徹底した対策が必要不可欠です。温度、湿度、汚れとカビの好物が揃った環境のお風呂は、どうしてもカビと無縁になれないからです。

「予防対策をとりながら、わずかなカビでも見つけたらすぐに対処する。」そう決めておくことが必要かもしれません。

カビの繁殖スピードはとても速いです。見て見ぬふりをしてしまったら、取り除く掃除は大きな負担になります。わずかなときに対処すれば、その労力もわずかなもので済むはずです。

気持ちの良いお風呂環境を保ちましょう。癒されるべき空間が、カビだらけなんて考えたくもありません。リラックスして一日を締めくくるためにも、徹底したカビ予防に取り組んでいきましょう。

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