水のコラム
シャワーの水圧が弱い!改善するにはどうすればいい?
お風呂でシャワーを浴びていて、「なんだかシャワーに勢いがないな」と感じたことはありませんか?その原因は、シャワーへの水圧が弱くなっている可能性が挙げられます。
急に水圧が弱くなることもありますが、ジワジワと弱くなってくるケースもあります。今回は、シャワーの水圧が弱くなる原因と、改善方法を解説します。
シャワーの水圧が弱くなってしまう原因とは?
シャワーの水圧が弱くなる原因は「急に弱くなる」ケースと「ジワジワ弱くなる」ケースどちらかによっても変わります。それぞれのケースでの原因を説明します。
急に水圧が弱くなるパターン1:水道管の水圧低下
急に水圧が弱くなるパターンの一つ目は、水道管自体の水圧の低下によるものです。
自宅に水道を供給している水道管が破損して水漏れが発生した場合には、水道管自体の水圧が低下します。おのずと自宅に供給される水圧も低くなるので、シャワーに勢いがなくなります。
また、近くで水道管の工事を行っている場合にも、一時的に水道管の水圧が低くなります。その結果、シャワーへの水圧も弱くなってしまうのです。
急に水圧が弱くなるパターン2:給湯器の故障
シャワーから出てくる水やお湯は、水道から給湯器を通って出てきます。そのため、給湯器が故障したり、給湯器の給水管が詰まったりするとシャワーの水圧が弱くなることがあるのです。
急に水圧が弱くなるパターン3:水道の元栓が全開になっていない
何らかの事情で、一旦水道の元栓を閉めたとしましょう。その際、再度元栓を開けた時に、元栓のバルブを全開にしていないと元通りの水圧にはなりません。
また、まれにあるのが「いたずら」です。水道の元栓は、家の外にあり誰でも触ることができる場合があります。いたずらによって元栓を閉められると、水圧はもちろん弱くなりますし、最悪の場合は水が出なくなります。
ジワジワ水圧が弱くなる:シャワーヘッドの汚れ
ジワジワ水圧が弱くなっていく原因として、シャワーヘッドの穴が汚れで詰まっていることが考えられます。また、ホースとシャワーヘッドの間にあるフィルターの目詰まりによって、水圧が弱くなっていきます。
シャワーの水圧の弱さを改善する方法
では、シャワーの水圧を改善するには、どうすればよいでしょう。いくつか方法があるため、ひとつずつご紹介します。
・水道の元栓をチェック
水道の元栓が原因となっている場合は、元栓を全開にすれば元の強い水圧に戻ります。いたずらの可能性も捨てきれないので、シャワーの水圧が弱くなったら、水道の元栓をチェックしてみましょう。
・シャワーヘッドを掃除する
シャワーヘッドは分解して、掃除することができるようになっています。ホースとヘッドはネジ式で固定されているので、ヘッドを左に回せばホースから外すことができます。
ヘッドを外すことができたら、ホースの先端を掃除しましょう。ここにゴミが溜まっていることも原因のひとつとして考えられます。
シャワーヘッドの穴は、できれば歯ブラシのような道具で中性洗剤を付けて、こすり洗いすると汚れがよく落ちるでしょう。スポンジだと、汚れをかき出すことができないのであまりおすすめできません。シャワーヘッド表面から掃除すれば、中を通ってジョイント部分からゴミが出ていきます。
・シャワーヘッド自体を交換する
シャワーヘッドの種類によっては、水圧を高める機能を搭載したヘッドも販売されています。ヘッドを大きくすることもできますし、バブル方式のシャワーヘッドもあります。この際に、機能的なシャワーヘッドに交換する方法を検討するのもよいでしょう。
改善が見られない場合は業者に依頼するのがおすすめ!
先の改善方法を試してもシャワーの水圧が弱い場合は、水道管の劣化や破損の可能性も視野に入れましょう。そうなると、頼りになるのはプロの水道専門業者になります。
・地元に対応している業者を選ぼう
水道業者を選ぶ際には、地元の業者もしくは地元を対応エリアとしている業者にしましょう。理由は、遠方の業者だと交通費、出張費が加算されて費用が高くなってしまうからです。
・「○○(地名) 水道 修理」で検索
どの水道業者に頼めばよいか分からない場合は、「○○(地名) 水道 修理」で検索すると、さまざまな業者のサイトが表示されます。その中から、自治体の指定水道業者を探しましょう。
自治体の水道局が指定している業者なら、技術的に信頼できますし丁寧な作業を行ってくれます。悪徳商法の被害を受ける心配もないため、安心して依頼することが可能です。
まとめ
シャワーの水圧が弱いと感じたら、水道の元栓をチェックして、シャワーヘッドの掃除を行いましょう。それでも解決できない場合は、給湯器の不備か水道管の不備が考えられます。
とはいえ、プロの水道業者に依頼しないと原因を特定することも、修理することも難しいケースは多々あります。そんな時は、自治体の水道局が指定している工事業者など、信頼できる水道業者に相談してみましょう。