水のコラム

シンクのぬめりを楽に取る、おすすめ掃除方法!

2021年10月25日  キッチンのお掃除

キッチンは家族の食事を作るところなので、家の中で最も衛生面のレベルを上げたい場所。
しかし、水回りの中で最も汚れるのが早い場所でもあります。

なぜキッチンは汚れるのか?
今回は、キッチンの汚れの原因や、そのおすすめの掃除方法をご紹介します。

シンクの汚れの3大原因

シンクがすぐに汚れてしまうのは、シンクを使うたびに出る下記の3つの物質が原因として挙げられます。

・食材のカス
食器や調理道具を洗う際に出る食材のカスは、三角コーナーや排水溝に溜まり、そのまま放置していると、そこに雑菌が繁殖し、ぬめりの原因となります。

・洗剤のカス
食器を洗う際に使う洗剤は十分な水で洗い流さないと、シンクや排水溝に残ってしまい、やはりぬめりの原因となります。

・油
冷えて固まった油はシンクや排水管の周りの壁に張り付きやすく、一度張り付いてしまうと、なかなか流れてくれません。

上記の物質は雑菌のごちそうであり、これらに適度な温度(20~30度)と適度な水分が加わることで、雑菌にとってはまさに楽園のような環境が出来上がります。
ですので、ちょっと掃除を怠ると、すぐに雑菌が繁殖してしまうのです。

雑菌の繁殖によってできるぬめりは、バイオフィルムともいい、繁殖した細菌の集合体です。
バイオフィルムは内部の細菌を保護する役目を持ち、悪臭の原因ともなります。
排水溝にできたぬめりに油が付着すると、細菌がどんどん繁殖してバイオフィルムは強固になります。
そして、ついには配水管の詰まりの原因となってしまうのです。

また、ぬめりはカビの餌でもありますので、ぬめりをそのままにしておくと、キッチンに黒いカビの点々が…。
これはあまり想像したくないですよね。

シンクの掃除の簡単&おすすめは、やっぱり重曹+お酢

そんなシンクをぬめりから救う救世主! お手軽、安全、コスパ良しの3拍子が揃った掃除方法は、やっぱり重曹を使ったものです。

なぜ重曹でぬめりが取れるかというと、食材のカスや油などは酸性の性質を持っていて、重曹が持つアルカリ性によって中和されるからです。

以前に「重曹+クエン酸」の掃除方法をご紹介しましたが、今回はお酢を使った掃除の手順を紹介させていただきます。

1.排水口のフタを開け、ゴミ受けを取り出し、不要になった歯ブラシで大きなゴミを取り除きます。
排水溝には何もない状態にしたほうが、奥まで重曹を届けることができるので、排水口の周りの部品はすべて取り外したほうがいいでしょう。

2.重曹1カップを、排水溝の周り全体を覆うように振りかけます。

3.酢200mlを人肌程度に電子レンジで温め、重曹を撒いた排水溝にゆっくりと入れます。

4.シュワシュワと泡が立ってくるので、そのまま5~30分程度放置します。

5.熱めのお湯(40~60度程度)をかけて、重曹とお酢を洗い流します。
この際、熱湯をかけると排水管を変形させてしまう恐れがあるので、60度程度までのお湯を使いましょう。

雑菌やカビを繁殖させないようにするには

ぬめりの最終局面であるカビを退治するには、除菌効果のある洗剤を使うのが有効です。
カビはアルカリ性の属性を持つので、重曹では中和できず、カビの菌を殺すこともできないのです。
ですから、「カビキラー」などの市販のカビ取り用洗剤を使いましょう。

1.カビが発生している部分に吹きかけるか、ゴム手袋をした手に洗剤を垂らし、カビの発生部分に手で塗り込みます。
カビ取り剤の成分は強アルカリ性であり、この洗剤に直接触れると手が荒れてしまうので、この作業をするときは、必ずゴム手袋をしましょう。

2.そのまま10~20分放置します。

3.洗剤が残らないように、水でしっかりと洗い流します。
カビ取り剤を使用する場合は、パッケージに書かれている使用法に従い、酸性の洗剤と一緒に使うことのないようにしてください。
そして、換気にも十分気を配ってくださいね。

ぬめり知らず!毎日のキッチンお手入れ方法

私たちの口に入れるものを扱うキッチンを、できればいつも清潔に使いたいですよね。
ここでは、毎日のキッチン掃除に使える、ぬめり予防方法をご紹介します。

・シンクはラップとクレンザーで
一日の終わりに、シンクに残った油分や食材カスなどをなくしてしまうことが、ぬめり撲滅のコツです。
使用済のラップにクレンザーを取り、それでシンクを優しく磨いてあげましょう。
ラップで磨くことにより、ぬめり以外の汚れ、例えば水垢なども一緒に落とすことができます。
 
 
・ゴミ受け、三角コーナーには丸めたアルミホイルを
アルミの出す金属イオンは、細菌の発生を抑えてくれます。
ゴミ受けに数個、クシャリと丸めたアルミホイルを入れておくだけでいいので、簡単です。
 
 
・スポンジは吊り下げて
細菌の発生要因の1つである水分をなくすために、湿ったスポンジや布巾などは固く絞った後、吊り下げたり、吸盤でシンクに張り付けたりしましょう。
 
 
・水分を残さない
キッチンの掃除が完了したら、最後は水分を残さないようにマイクロファイバーなどで乾拭きしましょう。
乾燥は細菌が最も嫌う環境です。
ついでにアルコール除菌スプレーを散布しておくとバッチリです。

ぬめりは排水管の奥に発生することも

シンクのぬめりは、重曹やカビ取り剤を使った日々の掃除によって防ぐことができます。
しかし、清潔に使っていても、油汚れやぬめりは年月とともに少しずつ蓄積していき、排水管の奥に出来てしまったぬめりは、いくら強力なパイプ洗浄剤を使っても除去できないことがあります。
そんな時にはぜひ水のサポート愛媛にお問い合わせください。

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