水のコラム
キッチンのコバエはこうやって撲滅する
梅雨時期になると、どこからか現れるコバエ。網戸のすき間を余裕で潜り抜けてくる彼らに対抗するためには、どうすればいいのでしょう?
今回は、鬱陶しいコバエを退治する効果的な方法についてご紹介します。
コバエの種類と特徴
夏が近づくと、どこからともなく現れて、目の前の今まさに箸を付けようとしているご飯にとまろうとするコバエ! 何度払ってもまた現れるその虫のしつこさに、辟易している方は多いのではないでしょうか?
体長2~5mmほどのコバエは網戸を素通りできてしまうため、窓を開けていれば網戸を占めていても、その外からの侵入を防ぐことはほぼ不可能です。
だからこそ、家の中で繁殖しないようにする必要があります。
ちなみに、コバエというのは「小さなハエ」の総称で、コバエという種類のハエがいるわけではありません。
一般的にコバエと呼ばれているハエは以下の4種です。
・ショウジョウバエ
キッチンで一番よく見られるハエで、主にキッチンのゴミ箱や三角コーナーなどで発生し、繁殖します。
食べ残して腐った食品や調味料、アルコールなどが大好きです。
・キノコバエ
キノコと名に付くように、このハエの好物はキノコです。
それも、観葉植物の土に生えるキノコが大好きなのです。
観葉植物の鉢植えと一緒に家に入り、観葉植物やキノコを餌として育ちます。
・ノミバエ
このハエは、キッチンや排水溝に溜まったヘドロや腐った生ごみなどが大好きです。
排水管の中で発生し、家の中に侵入してくる場合もあります。
・チョウバエ
キッチンだけでなく、お風呂やトイレなど水回りのどこにでも発生するハエです。
これらのハエたちの繁殖力は強力で、大体1か月~1か月半の寿命の間に産む卵の数は約500個にもなります。
そして驚くべきは、卵が孵化するまでにかかる時間はたったの1日! いつの間にか増えるわけですよね。
コバエの弱点は、特定の場所でしか繁殖できないこと
コバエの繁殖力とその小ささに、もはや打つ手なしと諦めてしまいそうですが、そんなコバエたちにも弱点があります。
それは、特定の場所でしか繁殖しない(できない)ことです。
その繫殖場所というのは、以下の6か所です。
・キッチンの三角コーナーや生ごみ入れ
・空き缶や空き瓶
・観葉植物やその土
・ペットの餌やトイレ
・エアコン内部
・排水溝や排水管
つまり、キッチンにあるこれらの場所を重点的にチェックし、コバエが繁殖しないように掃除していれば、家の中でコバエの大群を見なくて済みます。
ちなみに、コバエが繁殖するのは4~11月で、湿度と温度が高くなる6月の梅雨の頃から急激に増え、湿度が下がる真夏に一旦は減るものの、秋雨前線によって雨が増える9~10月頃にまた増加するようです。
弱点を踏まえた種類別コバエ撲滅方法
コバエを退治するものは、市販のコバエ取りを含めていくつかありますが、ここではハエの種類ごとに、有効な対処方法をご説明します。
・ノミバエ、ショウジョウバエ
1.市販のコバエ取りを使う
何と言っても一番楽な方法がこれです。
置いておくだけでOKなのが魅力ですね。
市販のコバエ取りには「コバエホイホイ」などのような置き型のものや、ハエ取り棒のようなテープ密着型のものなどがあります。
置き型のものは容器の中央にコバエが止まりやすい突起が付いており、下の容器の臭いに釣られて寄ってきたコバエが、容器の下の殺虫ゼリーによって退治される仕組みになっています。
テープ密着型はコバエの止まり木が粘着テープとなっており、一度止まったコバエはそこから飛び立つことができずにそのまま捕まってしまうというものです。
コバエ取りはキッチンの三角コーナーや排水溝の近くに置いておくのがおすすめです。
2.めんつゆ、お酢トラップ
ショウジョウバエは調味料の匂いが大好き、という性質を利用したトラップです。
まず、ペットボトルを3分の1程度の高さのところで切り、底に浸るくらいの水を入れ、水と同量のめんつゆを入れます。
そこに台所用洗剤を5滴ほどたらし、あとはキッチンのコバエ発生源の近くに置いておくだけです。
めんつゆをお酢に変えてもOKです。
台所用洗剤は柑橘系の匂いのものが、コバエは果物の匂いも好きなのでおすすめです。
3.アロマオイル
果物や腐った食べ物、アルコールの匂いが大好きなコバエですが、逆に嫌いな匂いもあります。
それはハーブ系の匂いです。
ユーカリや、ローズマリー、ラベンダーなど、特にペパーミントのアロマオイルを小皿にたらして置いておくとか、お湯に混ぜてスプレーボトルに入れ、コバエの繁殖場所にスプレーしておくと効果があります。
いい匂いもするし、一石二鳥ですよね。
・キノコバエ
観葉植物やその土が繁殖場所のキノコバエを退治するには、その植物を屋外に出してしまえばいいのですが、室内に置いておきたい場合にはこんな方法があります。
1.水没
一度鉢植えごと、水を張ったバケツに沈め、ハエを窒息死させる方法です。
成虫や幼虫が水面に浮いてくるまで水に沈め、あとは室内で乾燥させて下さい。
2.木酢液を散布
木酢液とは、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして液体にしたものです。
木酢液を200~500倍に薄め、霧吹きで植物や土に毎日もしくは3日に一度程度散布してください。
・チョウバエ
チョウバエは暑さや寒さが苦手なので、見つけたら熱湯(60度程度でOK)をかける、
排水溝に氷水を流して排水管を冷たくするなどの方法によって繁殖を防ぐことができます。
それでもコバエが減らないときは水のサポート愛媛へご相談ご相談を
今回は、コバエの発生場所やハエの種類ごとの退治方法をご紹介しました。
コバエは餌と繁殖場所がある限り、家の中で増え続けます。
三角コーナーに溜まった生ゴミはその日のうちにビニール袋に入れて口を縛り、蓋つきのゴミ箱に片付ける、排水溝周りをこまめに掃除するなど、コバエの繁殖しにくい環境を作り上げることが大切です。
水のサポート愛媛は、高松市、西条市、今治市、宇和島市、大洲市、西予市などの愛媛県の幅広い地域で、水回りのトラブル対応を行っております。
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