水のコラム
トイレの中も気をつけておきたい新型コロナウイルス感染対策
新型コロナウイルス(COVID-19)はトイレでも感染リスクがある?
2020年中国武漢を起点として世界に猛威を振るってきた新型コロナですが、今ではさらに感染力がアップしたともいわれる変異型も国内で複数報告されており、今年も世界は新型コロナで振り回されてしまう一年となりそうです。
新型コロナ感染対策として、普段から手洗い、うがい、アルコール消毒、マスク着用などを徹底されている方は非常に多いですが、トイレに関して、皆さんはどのくらい注意を払っていますか。
トイレというのは意外にも盲点であり、感染リスクはもちろんのこと、ウイルスであるため生じます。
新型コロナというと、飛沫感染と接触感染によるリスクが非常に高いものとされています。
そのため、ノロウイルスなどと違って新型コロナウイルスは、便から感染しないのではと安心されている方もいらっしゃるかもしれません。
実際にWHOと米疾病対策センターは、新型コロナウイルスが糞口感染はないと発表をしているものの、一部専門家の間では疑問視されており、新型コロナウイルス患者の便からコロナウイルスが検出されるリスクがあると考えられています。
新型コロナウイルスの症状に下痢や嘔吐といった症状もあるため、吐しゃ物や排泄物の中にも、少なからずリスクがあるかもしれないと考えておくいいでしょう。
エアロゾル感染に注意
トイレを利用した後に、皆さん水を流しますが、このときのトイレの水流によって、新型コロナウイルスが水流で巻き上げられ、エアロゾル感染するリスクがあるとも考えられています。
水を流すことで、その水が壁や便器の外に飛び散っている事実をご存じですか。
テレビCMなどでご覧になったことがある、という方も多いのではないでしょうか。
エアロゾル感染は、さまざまな菌やウイルスが含まれた糞便の粒子のうち、およそ60%もの粒子が空気中に漂って便座の上部に出てくる「トイレットプルーム」という現象が起き、便器、壁、床などが汚れてしまう恐れがあるともいわれています。
もちろん、トイレットプルームによるエアロゾル感染が絶対というわけではありませんが、可能性がゼロということはありませんので、万が一のリスクに備えてトイレを利用することが必要です。
トイレットプルーム現象を防ぐには、非常に簡単な方法があります。
トイレのマナーのひとつでもありますが、トイレで用を足した後は、必ずフタをしてから水を流すことです。
これによって、便座よりも上部に飛び散るリスクは、最小限にすることができます。
新型コロナウイルス感染予防のための掃除方法
また、できれば日ごろからご自宅のトイレは、定期的に掃除しておくと安心です。
新型コロナウイルスは無症状患者が多いことも特徴ですので、社会に出ている限りは、家族のうちだれかがかかっている可能性は少なからずあります。
そのため、少しでもリスクを最小限にするために、空いている時間に掃除を心がけましょう。
第一にやっておきたいのが、掃除の際は、必ずゴム手袋とマスクを着用することです。
掃除の際に、汚水が体に飛び散るリスクがあるためです。
トイレの中には、新型コロナウイルスに限らず、あらゆる菌やウイルスが付着しています。
ゴム手袋とマスクは、徹底しましょう。
また、新型コロナウイルスに有効といわれている界面活性剤入りのトイレ用洗剤を用意します。
新型コロナウイルスに有効といわれている界面活性剤については、経済産業省の方からホームページで発表されていますので、参考にされるといいでしょう。
たとえば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)や塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)などです。
界面活性剤入りのトイレ用洗剤は、便座や壁などに直接スプレーするのではなく、ぞうきんやトイレットペーパーなどにいったん吹きかけてから、拭きとるようにしましょう。
直接スプレーすると、表面に付着したウイルスが巻き上げられて、感染を広げてしまう可能性があるためです。
また、トイレの壁を拭く際は、上から下へ同じ方向で拭いていくのがベストです。
拭きとった汚れやウイルス、菌は下に落ちていくものですので、上から拭いたほうが、よりきれいに掃除をすることができます。
便器内は、トイレブラシに界面活性剤入りのトイレ用洗剤を付けて、隅々まできれいに掃除しましょう。
便器内の掃除が終わった後は水を流しますが、このときも、トイレのフタをしてから流すと、菌やウイルスが飛び散る心配がありません。
また、トイレの取っ手やトイレのレバーなどをアルコールで消毒しておくとより安心です。
掃除が一通り終わったら、手袋とマスクは速やかに捨てて、石鹸と水道水を使ってきれいに手洗いしましょう。
最後に、アルコール消毒しましょう。
水まわりトラブルのプロ・水のサポ―ト愛媛
水のサポート愛媛は、松山市、今治市、宇和島市、新居浜市といった愛媛県全般の水まわりトラブルのサポートに尽力しております。
トイレの水があふれて困ったなどとなれば、用を足すことができないばかりでなく、それこそあふれ出してしまえば、新型コロナウイルス感染リスクも高まります。
スタッフ全員は感染症対策をしっかりしたうえで24時間365日皆さまにいつでも安心をお届けしておりますので、水まわりのトラブルで困ったことがありましたら、いつでもご用命ください。