水のコラム
寒さが増している近年の冬に備え水道管の凍結防止に対処しよう
愛媛でも高まる水道管の凍結リスク
愛媛県はみかんの生産量日本一と温暖な気候です。
瀬戸内海に面した瀬戸内気候で、年間を通じて比較的温暖な気候ですが、近年は環境が変わってきています。
地球温暖化の影響か、全国的に異常気象が相次いでいますが、温暖な四国地方でも、冬に雪が30センチ近く降り積もったり、最低気温が氷点下となる厳しい寒波が訪れることが増えているのです。
氷点下4℃を下回ると水道管の凍結リスクが高まり、朝に水が出なくなるだけでなく、ひどい時には水道管に亀裂が入って水漏れしたり、水道管が破裂するリスクさえあります。
アパートなど共同住宅にお住まいの場合、借りているお部屋や家財が水浸しになるだけでなく、隣室や階下にも影響を与えかねません。
アパートの2階で水漏れや破裂が起これば、階下の住居に天井から水が漏れ、家電製品や家具、衣類なども水浸しにあって大きな被害に発展することもあるため、気温が氷点下に下がる予報が出た際は警戒が必要です。
水道管が凍結するのはどのようなときか
水道管の凍結は翌朝の気温が氷点下4℃前後になる際に起こりやすいとされますが、お住まいの立地や水回りの位置、水道管の設置状況によっても異なります。
北側にあるお住まいやビルやアパートなど高い建物の日陰になっているお住まい、洗面所などの水回りが北側に配置されているケース、水道管がむき出しになっている場合は特に気を付けましょう。
水道管の凍結は、深夜から早朝にかけて起こる傾向にあります。寝静まっている間はキッチンや浴室、洗面所、トイレといった水回りをほとんど使わなくなるためです。
深夜から早朝にかけて気温が大きく下がるのに加え、人が利用しない水回りは室温も下がり、水道も使われないので、水道管が冷えきって中に入っている水が凍結しやすくなるのです。水道管が破裂する事態には至らなくても、水道管が凍結すれば、朝起きたときに水が出ません。
朝は仕事や学校に出かけるための忙しい時間で、顔を洗えない、朝食やお弁当が作れない、歯磨きできないと困るのではないでしょうか。トラブルを避けるためにも、事前の凍結防止対策を講じることが大切です。
水道管の凍結を防ぐために
雪が降ると車をスノータイヤに交換したり、雪かきをしたりと対処が必要になりますが、水道管の凍結は雪が降る前日の冷え込みなどでも起こるため、雪が降ってからでは間に合いません。
雪が降るかもといった週間天気予報が出たり、翌朝は氷点下を下回るといった予報が出た時に急いで行うのではなく、できれば、冬を迎えるにあたって水道管や蛇口の防寒を行っておくと安心です。
庭など屋外に設置されている水栓や水回りの水道管、むき出しの水道管などに使い古したタオルなどを巻き付けたり、着古したTシャツやフリースの帽子などをくりぬいて筒状にしてかぶせていきます。
水道メーターボックスの隙間には、砕いた発泡スチロールや新聞紙などを詰め込むことで防寒ができます。家にある不用品で対処できるので、コストもかからず、思い立ったときに直ぐ実践できる方法です。
氷点下を下回る予報が出た時
愛媛県に雪の予報や霜注意報が出たり、翌朝は氷点下に下がるといった天気予報が出た際には、夜寝る前にも凍結防止対策を行いましょう。
水道の蛇口を開き、水を出しっぱなしにします。出しっぱなしといっても、ポタポタ、チョロチョロ程度で十分なので、水道代が大きくかさむことはありません。
ガス給湯器にも給水管が通っているので、追い焚き機能がついている場合は、35度の最低温度に設定したうえで、追い焚きスイッチを入れっぱなしにします。追い焚き機能がない場合には浴槽の栓を外し、水をポタポタと出しっぱなしにします。
凍結防止装置がついているガス給湯器の場合は、自動的に凍結防止機能が働くのでお任せで大丈夫です。
水道管が凍結してしまったら
もし、水道管が凍結してしまったとしても、水道管に熱湯をかけたりしないでください。
熱湯をかけて急激に温度が変化することで、水道管に亀裂が入ったり、破裂して水が噴き出る虞があります。
朝の身支度のために、どうしても水を出したいなら、タオルで水道管を包んだ状態でぬるま湯を少しずつかけるか、ドライヤーの温風を当てて徐々に溶かすようにしましょう。
万が一、水道管から水漏れしたり、破裂した場合には元栓を閉めたうえで、早急に水道修理業者に連絡してください。水道管の交換や蛇口の交換などを行い、生活に支障がでないよう対処してもらえます。
水道管の凍結でお困りなら
水のサポート愛媛では、松山市、今治市、宇和島市、新居浜市、伊予市など愛媛県全域で水道管の凍結による水漏れや破裂をはじめ、水まわりのトラブルの解消に尽力しています。
お客様からお電話一本でスタッフが現場に駆け付け、原因に応じて適切に対応いたします。水漏れやつまりなどでお困りであれば、ぜひ水のサポート愛媛にご連絡ください。