水のコラム

トイレのタンクにペットボトルはNG?その理由と家庭でできる節水方法【水道職人:プロ】

2026年09月28日 (更新日:2026年09月28日)   トイレ


水を出しっぱなしにしない、洗濯はまとめて済ませるなど、家庭でできる節水にはいろいろな工夫があります。
その一つとして以前から知られているのが、トイレのタンクに水入りのペットボトルを入れておく方法。
家にあるものを使えて、入れておくだけで節水になるのであれば手軽ですよね。
 
ただ、実はこの方法、水の流れを悪くしたり、タンク内の部品の動きを妨げたりすることがあるため、トイレメーカーも推奨していない方法なんです。
 
そこで今回は、タンクにペットボトルを入れないほうがよい理由や、家庭でも取り入れやすい節水方法についてご紹介したいと思います。

タンクにペットボトルを入れてはいけない理由


トイレを流すたびに、タンク内の水を全部使うのはもったいないと感じることもありますよね。
ただしこの水は便器をきれいにするだけでなく、汚物やトイレットペーパーを排水管の先へ運ぶためにも必要なもの。
自己判断で量を減らしてしまうと、見えないところでトラブルにつながることがあります。

汚物やトイレットペーパーが流れにくくなる

タンクにペットボトルを入れると、その分だけ水をためる場所が狭くなり、洗浄に使える水の量が減ってしまいます。
そもそも便器は、その型式によって決められた水量で流すことを前提に設計されているため、水が足りなければ、汚物やトイレットペーパーが残ってしまう原因になることも。
 
また、便器の中がきれいになっていれば、それで問題ないとも限りません。
便器よりも先の排水管部分で、汚物などを運びきれず、詰まりにつながるおそれもあるため、見た目だけで判断しないようにしたいところです。

タンク内の部品の動きを妨げる

タンクの中には、水位に合わせて給水を止める部品や、水を流すための弁などが収まっています。
空いているように見える場所でも、ペットボトルを置いてよいスペースとは限りません。
 
例えば、ボトルが浮き球の動きを妨げたり、排水弁を閉じる際の邪魔をしたりすると、水がうまく止まらなくなってしまうことがあります。
入れた時点では部品に触れていなくとも、使ううちにボトルがずれてしまう可能性もあるため、位置を工夫すれば安心というわけではありません。

流し直しや水漏れでかえって水を使うケースも

流す水を減らせる一方で、一度で流しきれない場合もあるかと思います。
その度に複数回レバーを回していては、節水のつもりが逆効果になってしまうこともあるでしょう。
 
さらに、ボトルが部品の動きを妨げた結果、水がチョロチョロと垂れ流し状態になれば、使っていない間まで水を無駄にすることになります。
水の量を減らすことばかりに気を取られず、一度できちんと流せる正常な状態を保つことも、快適な日常生活のために大切なポイントと言えます。

すでにペットボトルを入れている場合


これまで問題なく使えていたとしても、ひとまずペットボトルは取り出しておきましょう。
ただし、タンクのフタは重い上に、手洗い用のホースなどがつながっているタイプもあります。
慌てて持ち上げず、まずは取扱説明書などで開け方を確認してから実施するようにしてください。

説明書を確認して取り出す

まず作業を始める前に、トイレの止水栓を閉めて給水を止めます。
固くて回らない場合は、破損の危険があるため、無理に力を加えないよう慎重に作業するようにしてください。
 
タンクのフタは説明書に沿って外し、落としたり傷つけたりしないよう、タオルなどを敷いた安定した場所へ置きましょう。
中のペットボトルを取り出す際も、周囲の部品や鎖に引っかけないよう、ゆっくり動かしてください。
 
自分での作業に不安を感じたり、ボトルが部品に引っかかってしまって取れないといった場合は、そのまま専門業者へ相談することも検討してみてください。

取り出したあとの水の流れ方を確認

ホースやフタなどを元に戻したら、止水栓を開けてタンク内に水をため直します。
給水がきちんと止まることを確かめてから、一度流して様子を見てみましょう。
 
水が止まらない、流れが悪いといった状態が続くようなら、部品の不具合や配管詰まりなど、ほかの原因も考えられます。
特に、便器の水位がいつもより高くなっている場合は、そのままあふれてしまうおそれもあるため、繰り返し流さないよう注意してください。
 
タンクの水位が気になる場合は、以下の記事にて確認方法をご紹介しています。
適正な水位は機種によっても異なりますので、ご自宅の説明書もあわせて確認しておくと安心です。
(関連記事:トイレタンクの水位は適正?水が止まらない・流れが悪い原因と対処法)

家庭でできるトイレの節水方法


トイレの節水は、タンクに手を加えなくても取り組む方法はあります。
まずは普段の流し方や、水がきちんと止まっているかを確認するところから始めてみましょう。
無理に水を減らそうとせず、ご自宅のトイレに合った使い方を意識してみてください。

大小の洗浄を使い分ける

大小を選べるトイレでは、用途に合わせて使い分けるのが基本です。
毎回なんとなく「大」で流しているようなら、使い方を見直してみると、少なからず節水につながる可能性はあります。
 
ただし、小便なら必ず「小」でよいというわけでもありません。
トイレットペーパーを使う場合の流し方など、機種によって決まりがありますので、メーカーのホームページや説明書などで確認しておきたいところです。

音を消すための洗浄は控える

家族や来客に音が聞こえないよう、用を足している最中に水を流す場合もあるかと思います。
周りに音が聞こえないように配慮したい気持ちも分かりますが、音を消すためだけに水を流すのは、やはり水の無駄遣いになってしまいます。
 
音が気になる場合は、水の流れる音などを再生する擬音装置を使う方法もあります。
トイレにその機能が付いていなくても、後から置けるタイプなどもありますので、取り入れやすい方法を検討してみてはいかがでしょうか。

漏水を見逃さない

使っていないのにチョロチョロと音がする、便器の中へいつまでも水が流れている。
そんな症状があれば、タンク内の部品に不具合が起きている可能性があります。
 
少しずつでも長時間流れ続けていれば、それだけ無駄な水が増えてしまいます。
普段からいくら節水を意識していても、これでは意味がありません。
 
流したあとの給水が終わっても水の音が続くようなら、そのまま放置せず、できるだけ早めに専門業者による点検や修理について相談してみてください。

買い替えの際は節水性能も確認する

長く使っているトイレを交換する予定があるなら、流す水の量も比べておくと、機種選びの際の参考になります。
少ない水でもきちんと流せるよう工夫された節水型のトイレもあるので、買い替えの際には候補に入れてみるとよいでしょう。
 
ただ、水道代が安くなるというだけで、買い替え費用をすぐに取り戻せるわけではありません。
本体や工事の費用に加え、掃除のしやすさや使い勝手も含めて、ご家庭に合うものを選んでみてください。

トイレの節水は無理のない方法で

タンクにペットボトルを入れる方法は手軽な節水方法に見えますが、流れが悪くなったり、部品の動きを妨げたりするおそれがある点には注意が必要です。
毎日使うトイレだからこそ、きちんと流せる状態は保っておきたいものです。
 
節水を始めるなら、まずは大小の使い分けや、無駄になっている水が無いか見直してみてはいかがでしょうか。
また水が止まらないなどの不具合がある場合は、放置せず早めに修理することも、水の無駄を減らすことにつながります。
 
私たち「えひめ水道職人」では、トイレの水漏れや詰まり、タンク内の部品交換などにも幅広く対応しています。
現地で状態を確認し、作業内容とお見積りをご案内した上で、ご納得いただいてから作業を進めますので安心してご依頼いただけるかと思います。
 
ペットボトルを取り出しても流れが戻らない、タンクの中を自分で触るのは不安といった場合でも、ぜひお気軽にご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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えひめ水道職人 0120-492-315

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