水のコラム

排水口から水が溢れた!洗濯機の排水口で起こるトラブル

2026年06月19日 (更新日:2026年06月19日)   洗濯機のトラブル

洗濯機の排水が溢れると、洗濯パンの外まで水が広がるケースがあります。最初は排水口の軽いつまりに見えても、排水ホースの折れ曲がりや排水トラップの汚れ、洗濯機本体の不具合、集合住宅の共用排水管など、思わぬ原因が隠れている場合があります。さらに、誤った対処をしてしまうと感電や水漏れ被害の拡大につながるため、注意が必要です。

この記事では、洗濯機の排水が溢れる時の応急処置や排水が溢れる主な原因、ご自身で試しやすい掃除方法、水道修理業者へ依頼すべき判断基準、作業費の目安、再発予防のコツを解説します。

洗濯機の排水が溢れる緊急事態!まず行うべき応急処置

洗濯機の排水が溢れる緊急事態では、最初に「水を止める」「電気を切る」「床へ広がる水を抑える」の3つを優先して実施しましょう。

溢れた水の処理より運転を優先してしまうと、排水するたびに被害が広がってしまいます。洗濯機まわりは水と電気の距離が近いため、慌てずに安全を確保することが先決です。

すぐに運転を停止し給水栓(蛇口)を閉める

まずは洗濯機の運転を停止し、給水栓(蛇口)を閉めて水の流れを止めます。異常時は使用を中止し、電源プラグを抜き、水栓を閉める流れが基本です。

なお、給水が続いたままだと排水できない水が洗濯槽内へ増えて、洗濯機本体の下や排水口周りからさらに水が広がるおそれがあります。洗濯機が給水中なら、まずは蛇口を閉めるだけでも被害の拡大を抑えやすくなるでしょう。

感電事故を防ぐためにコンセントを抜く

次に、感電事故を防ぐためにコンセントを抜きます。水気の多い場所で使用する洗濯機は、感電する危険があります。作業の際は、ぬれた手で電源プラグを触らないようにしましょう。

もし、コンセント周りまで水が広がっているなら、無理にプラグを抜こうとせず、周囲の安全を確認してからの対応が欠かせません。

床の浸水被害を最小限に抑えるための水抜き手順

床の浸水被害を最小限に抑えるには、タオルや雑巾、バケツや洗面器を使って残っている水を減らします。洗濯槽にまだ水が残っている場合、機種によっては排水フィルターや排水ホース側から残水が出ることがあります。そのため、床に広がらないよう、容器を置いて少しずつ水を受けながら作業を進めましょう。

また、床へ広がった水は早めに拭き取り、必要に応じて新聞紙や吸水材を敷くと、二次被害を抑えやすくなります。

なぜ洗濯機の排水が溢れるのか?主な原因

洗濯機の排水が溢れる原因は、排水口まわりのごみだけではありません。

糸くずや埃の蓄積、排水ホースの折れ曲がり、接続部材の不具合、排水経路の勾配不足、建物側の排水不良など、いくつかの要因が挙げられます。まずは、どこで水の流れが止まりやすくなっているのか原因を特定することが肝心です。

排水口や排水トラップに糸くずや埃がつまっている

洗濯機の排水が溢れる原因として最も多いのが、排水口や排水トラップに糸くずや埃がつまっている状態です。排水口にごみがたまると水の流れが悪くなり、脱水や乾燥がうまく進まないことがあります。

さらに、排水フィルターや糸くずフィルターにごみがたまると、水の通りが悪くなって排水エラーや水漏れの原因にもなるのです。洗濯で出た糸くずや埃、洗剤カス、皮脂汚れがたまると排水不良の原因になるため、こまめな掃除で予防しましょう。

排水ホースの内部の汚れや折れ曲がりがある

排水ホースの内部が汚れて折れ曲がっている場合も、排水が溢れやすくなります。また、ホースの先端が排水口の底へぶつかっている、排水ホースがつぶれている、高さが上がりすぎているといった状態でも、排水不良の原因になります。さらに、外から見える部分だけではなく、洗濯機の後ろや底でホースがつぶれていることもあるのです。

見た目だけでは判断しにくい場合もあるため、周辺まで細かく確認することが欠かせません。

排水路の勾配不足やエルボの設置不良

洗濯機の排水路は、ホースの高さや傾き、エルボの取り付け方によって流れやすさが変わります。意識したいのは、排水ホースの高さを一定以下に保つこと、排水ホースを直接排水口へ差し込まないこと、排水ホースはエルボへ確実に差し込み固定することの3点です。

なお、排水ホースの勾配が不足すると水が残りやすくなり、エルボの固定が甘いと水漏れや異音につながります。排水口まわりを掃除しても改善しない時は、汚れだけでなく排水路の設置状態も見直しましょう。

自身でできる排水口・排水ホースの掃除方法

洗濯機の排水が溢れる原因が排水口や排水ホースまわりの軽いつまりなら、ご自身で掃除して改善する場合があります。ただし、洗濯機を大きく動かさないと触れない場所や、排水口が本体の真下にある場合は、無理に作業を進めないほうが安全です。

しっかり安全を確保したうえで、手前の汚れから順に取り除いていきましょう。

液体パイプクリーナーを使用してヘドロを溶かす

液体パイプクリーナーを使用してヘドロを溶かす方法は、排水口のぬめりや軽い有機汚れに有効です。使用する際は、できる範囲で糸くずやごみを先に除去し、製品本体に記載されている量と放置時間を守りましょう。

また、強い臭いがあるため、換気しながら作業を行うことが肝心です。さらに、塩素系洗剤はアンモニアと反応すると有毒なガスが発生する可能性があるため、ほかの洗剤との併用は絶対にしてはいけません。

重曹とクエン酸の泡でぬめりを安全に落とす

重曹とクエン酸は、軽いつまりの場合に効果を発揮しやすい掃除方法です。重曹とクエン酸を水に加えることで泡が立ち、その発泡作用を排水口のぬめりや軽い汚れの除去に使用します。

具体的な手順は、先に重曹を排水口へ入れて、そのあとにクエン酸を溶かした水または酢を加えます。クエン酸は重曹の半分程度を目安に使用しましょう。泡立ったあとにしばらく時間をおいて、最後に水で流すとぬめりが落ちやすくなります。

排水ホースを取り外して物理的に洗浄する手順

排水ホースの内部汚れが疑われる時は、排水ホースを取り外して物理的に洗浄する方法があります。給水栓を閉めて電源プラグを抜いたあと、排水口からホースを外し、内部に残った水をバケツに移します。そのうえで、外したホースのなかを水で流し、汚れがひどい時はやわらかいブラシで軽く掃除しましょう。

もし、ホースに亀裂や破れがある場合は交換を検討する必要があります。なお、洗濯機本体の真下に排水口がある場合は、無理に動かして外そうとせず、見える範囲の確認にとどめるのが無難です。

掃除しても洗濯機の排水が溢れる場合に見落としがちな盲点

排水口や排水ホースを掃除しても洗濯機の排水が溢れる場合は、見えている汚れ以外の原因も考えられます。

洗濯機本体の不具合や建物側の排水設備の問題、寒い時期の凍結などは見落としやすく、掃除だけでは解決しないことがあります。軽いつまりと決めつけず、機械側と建物側の両方を確認しましょう。

洗濯機本体の排水弁やモーターの故障

洗濯機本体の排水弁やモーターの故障が原因で、排水がうまくされないことがあります。水は出ているのに排水されて洗濯槽へ水がたまらない場合は、排水弁などの不具合が考えられます。また、排水の流れが悪い状態が続くと、脱水時にモーターへ負荷がかかり、エラーの発生にもつながるでしょう。

そのため、排水口掃除で改善しない場合は、排水経路だけではなく本体内部の故障も疑う必要があります

マンションやアパート特有の排水管高圧洗浄不足

マンションやアパートでは、洗濯機まわりの排水口を掃除しても、共用排水管側の流れが悪いと排水が溢れるおそれがあります。特に集合住宅の排水管は高圧洗浄などの定期掃除で維持されることが多く見られます。建物によっては、排水設備の清掃を6か月以内ごとに1回行う基準がある場合もあるため、確認しましょう。

ただし、共用部分の清掃が行き届いていなかったり、高圧洗浄が長い期間行われていなかったりすると、自室だけ掃除しても改善しにくくなります。

寒冷地における排水ホースや排水管の凍結

寒冷地や冷え込みが激しい地域では、排水ホースや排水管の凍結も見落としがちな原因です。凍結しそうな時は、排水ホース内の水を抜く必要があります。なお、凍結したホースは無理に曲げず、自然に解けるのを待つことが肝心です。

排水ホースの一部が凍ると水の通り道が狭くなり、排水時に一気に溢れるケースがあります。冬場だけ起こる、朝だけ排水がうまくされないという時は、汚れだけではなく凍結も視野に入れておきしょう。

水道修理業者に依頼する判断基準

洗濯機の排水が溢れてしまう原因がご自身で届く範囲にない場合は、水道修理業者へ依頼する判断も必要です。無理に洗濯機を動かしたり、奥の排水管へ道具を押し込んだりすると、かえって水漏れや破損につながることがあります。

特に、排水口が見えにくい設置や、何度掃除しても同じ症状を繰り返す時は、早めの相談が欠かせません。

排水管の奥深い場所でつまりが発生している場合

液体パイプクリーナー、重曹とクエン酸、排水ホースの洗浄を試しても改善しないなら、排水管の奥で異物がつまっている可能性があります。

この段階だと表面のごみだけではなく、排水口より奥の配管や共用管、屋外側の排水経路を見なければ原因が分かりにくいものです。また、洗濯機を回している以外にも、排水口からゴボゴボ音がする、他の水回りでも流れが悪い場合は、建物全体の排水不良が関係していることもあります。

洗濯機を動かさないと排水口にアクセスできない場合

洗濯機を動かさないと排水口へアクセスできない場合も、水道修理業者へ依頼したほうがよいでしょう。排水口が洗濯機の真下にあり、ご自身で洗濯機を動かせない時は、無理に掃除しないことが賢明です。

洗濯機は重く、給水ホースや排水ホースがつながったまま無理に動かすと、別の水漏れを起こしやすくなります。なお、賃貸住宅では管理会社や大家への連絡も必要になるため、独断で動かすより相談するのが優先です。

水道修理業者に依頼した場合の料金の目安

水道修理業者に依頼した場合の料金の目安は、つまっている位置と作業内容で変わります。以下はえひめ水道職人での費用の目安です。(令和8年3月時点)。

  • 薬品洗浄5,500円~
  • 管内カメラ調査などが22,000円~
  • 出張料金が3,300円/出張1回

洗濯機の排水でも作業範囲が広い場合は、同じくらいの費用を目安に見込んでおくとよいでしょう。修理箇所の状況や設備環境によって作業費は変動し、実際の金額は現地での確認後に確定します。

また、洗濯機本体の故障が原因だった場合は、水道修理業者の作業費とは別に、家電側の修理費がかかることも考えられます。

二度と洗濯機の排水を溢れさせないための予防とメンテナンス

洗濯機の排水トラブルは、日頃の予防とメンテナンスを行うことで、防ぎやすくなります。

糸くずをためないこと、洗濯槽や排水経路のぬめりを定期的に落とすこと、汚れた水を排水口へ流しすぎないことがポイントです。大がかりな対策をするより、定期的なお手入れを続けるほうが再発防止につながります。

糸くずフィルターと乾燥フィルターを毎回掃除する

糸くずフィルターは、洗濯のたびにたまったごみを取り除くのが基本です。乾燥機能付きの洗濯機では、乾燥フィルター側にも運転のたびにほこりが付着し、風量低下や乾燥効率の低下につながります。

そのため、乾燥運転を行った際は、乾燥フィルターもこまめに確認しましょう。

月に1度は専用クリーナーで槽洗浄と排水管ケアを行う

月に1度は専用クリーナーで洗濯槽洗浄と排水管ケアを行うと、ぬめりや黒カビの予防につながります。

洗濯槽の汚れやにおいを抑えると、排水される水の汚れも減りやすくなります。汚れだけではなく、排水口やホースへの負担も抑えることができるため、定期的な洗濯槽洗浄と排水管ケアは怠らないようにしましょう。

お風呂の残り湯を使用する際のリスクと注意点

お風呂の残り湯には、皮脂や垢、髪の毛、入浴剤成分が混ざっていることがあるため、使い方には注意が必要です。残り湯には汚れが多く含まれており、衛生面への懸念から長時間の放置は避けましょう。

さらに、イオウ成分入りや発泡・ゼリー・とろみタイプの入浴剤を使った残り湯は、洗濯槽や部材を傷めたり、洗濯物まで影響を与えたりするおそれがあります。残り湯を使用するなら早めに使い、すすぎはきれいな水を使用すると衛生面でも安心です。

水道トラブルならえひめ水道職人にお任せ

洗濯機の排水が溢れる原因は、排水口の糸くずや埃だけでなく、排水ホースの折れ曲がり、設置不良、共用排水管の問題、洗濯機本体の不具合まで幅広く考えられます。ご自身で掃除して改善することもありますが、何度も同じ症状を繰り返す時や、洗濯機を動かさないと排水口へ届かない時は、無理に作業を進めるのは避けたいところです。

えひめ水道職人では水道局指定工事店として、洗濯機置き場などのトラブルが起きた際にも対応可能です。また、365日24時間お問い合わせを受付けております。

排水が溢れて原因が分からない時や、ご自身での対処に不安がある時は、えひめ水道職人へお電話ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

お電話一本ですぐに駆けつけます!

えひめ水道職人 0120-492-315

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